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プロローグ
見慣れない天井、俺の周りにはムキムキのおっさん達…
…あれ俺誘拐された?
「勇者さまが、お目覚めになった!」
勇者?何だよそれ?でも、どうやら誘拐された感じではなさそうだな…
「おお、目覚めたか勇者よ…」
声がした方を見ると、アホかってくらい豪華な服を着たおっさんと叔母さんが立っていた。
「頼む勇者よ、この世界を救って欲しい!!」
勇者、どんなファンタジーだよ!うん夢か……
俺は、おっさんを無視してまた目をつぶった。
「勇者よ、頼む!この世界の危機なんだ!助けてくれ!」
「なあ、勇者って俺のこと?」
さっきから俺の方を向いて話してるんだょなぁ…
俺が勇者とか、ありえねえけど…一応聞いとく。
「ああ、そうだ、それで世界を救ってくれるのか?」
「イイぜ別に」
どうせ夢だし…とは口に出さなかった。
読んでくださり、ありがとうございます!
誤字脱字等ありましたら教えてくださると幸いです。