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異世界創造神は女子高生  作者: 斉凛
第1章 聖マルグリット編
2/99

異世界という名の夢2

 藤島明は普通の高校2年生だ。

 多少友達付き合いはあるけれど、基本学校と家の往復ばかり。

 趣味は読書と小説を書く事。

 最初はノートに小説を書いて、誰にも見せる事なくすごしていた。



 ある日ネットで『小説家になろう』というサイトを見つけた。

 無料で登録できて、しかもネット上で自由に自分の書いた小説を公開できる。

 なんて素晴らしいんだ。


 早速『斉凛』というペンネームで登録して、小説を書き始めた。

 初めはアクセス数のグラフに一喜一憂し、私の小説を見てる人がいるんだと感動した。


 しかし人間の欲は果てしない。

 ただ見てもらうだけでは満足できず、感想とか評価とかランキングが気になり始めた。


 だが私の書く小説ははっきりいっていまいち人気がない。

 頑張って読者を増やすべく、書き続けるがアクセス数は横並び。

 次第にイライラし始めたので、ランキング上位の作品とはどんなものかと読んでみた。




 …………

 正直何これ?

 いや、もちろんすごい面白くてプロでしょって作品もあるけど、多くはなんでこれが上位?というものだった。

 特に多いのが異世界トリップとか転生もの。

 安易に異世界に行って、ご都合主義的に強力な能力とか持っちゃって、あっさり異世界に順応?その上美形の異性に言い寄られウハウハ?


 冗談じゃない。何でこんな浅い小説に私の作品が負けるのよと怒りがこみあげた。

 よーし。そんなに読者がコテコテの異世界物好きなら、私もベタな話書いてやる!


 それで書き始めたのが『異世界創造神は女子高生』だ。

 自分が書いた小説の中に創造神として召還されちゃう話。

 現代日本人がいきなり魔法とか使えちゃうのは許せなかったので、能力は平凡のまま、でも創造神だから世界中の知識を持ってて、それを駆使して大活躍みたいなお話。


 あんま暗いのやだなぁと思ったから、創造神なのに夫婦喧嘩の仲裁とかどうでもいい頼み事とかされて、それでもなんとか解決しちゃう、軽めのドタバタコメディだ。


 ラブ要素も忘れずに、ここは王道で美形のキラキラ王子(私の趣味じゃない)に言い寄られ困っちゃうみたいな。しかも俺様Sキャラとか。(何度も言うが私の趣味じゃない)

 だってそういうキャラ人気あるんだもん。

 私には理解不能だ。顔だけが取り柄の人格破綻者なんて、気持ち悪いと思うんだけど。


 とまあそんな話を書いたら、なぜだか人気出てきちゃって、やっぱみんな好きねーこういう話と思ったもんだ。


 で、今日も小説の更新をしてたら睡魔に襲われて、気づけば自分が書いた小説の世界。

 小説通りの展開になんだこのバカな夢はと笑えてしまう。


 しかし夢とバカにできない展開が私を待ち受けていた。

不愉快な表現があったらすみません

作者は異世界トリップ好きで読みます

若さゆえの攻撃的でひねくれものな主人公を思い描きました

主人公の成長物語でもあるので、そこも含めてお楽しみください

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