表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/13

⑤ランダム性とは?

二角:ランダム性とは何ですか?

くじ引きのように選択肢には確率が平等に保たれているのですか?


チャッピーくん:とても鋭い質問です。

はい、「ランダム性」は生成AIの“創造性”の源でもありますが、くじ引きのように平等ではありません。

確率の重みをもった“偏ったくじ引き”だと考えると正確です。


1. 「ランダム性」とは


AIが文を生成するとき、

次に出る単語を「最も確率が高いものだけ」選ぶと、毎回まったく同じ文章になります。

これでは創造性がなく、常に“最適解”ばかりを返す退屈な機械になってしまう。

そこで導入されるのが「ランダム性(stochasticity)」。

確率分布に従って抽選のように選ぶ仕組みです。

ただしこの抽選は「確率に比例した偏りのあるくじ引き」です。

高確率な語ほど当たりやすく、低確率な語もごくわずかに当たる可能性がある、という仕組みです。


2. 平等ではない「重みづけ抽選」


たとえば次のような確率があったとします:

候補  確率

赤く  0.45

暗く  0.30

静かに 0.10

重く  0.05

その他 0.10


この場合、くじを100枚用意するとしたら――

「赤く」は45枚、「暗く」は30枚、「静かに」は10枚…というふうに配られます。

そして、その束の中から1枚をランダムに引く。

これが「確率分布に基づくランダム性」です。

したがって、“運”の要素はありますが、重み(確率)は常に考慮されています。


3. 温度パラメータ(temperature)による調整


生成AIでは「temperature」という値で、このランダムさを調整できます。

低温(例:0.2) → 確率の高いものをほぼ確実に選ぶ(論理的で安定)

中温(例:0.7) → 多少の意外性や表現の幅が出る

高温(例:1.5) → 確率の低いものも選ばれやすく、詩的・混沌とした文が生まれる

つまりAIは、「どのくらい自由に“冒険するか”」を温度でコントロールしているわけです。


4. 一文でまとめるなら


生成AIのランダム性とは、確率の高低に応じて重みづけされた“偏りのあるくじ引き”であり、創造性と一貫性のバランスを取るための仕組みです。

もし比喩で言うなら:

AIは「言葉の森の中で、最も行きやすい道を選びながらも、たまに脇道に踏み込んでみる旅人」です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
確率の重みもありつつ、偏ったくじ引き。そのチャッピーくんの説明というか返答自体も、それにのっとった回答というわけですねw 最後の文のたまに脇道に踏み込んでみる旅人の言葉が面白いですねw僕はしょっちゅう…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ