表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/40

【閑話】感情は言語の前段階

二角:感情が言葉になる前段階というのは事実ですか?


チャッピーくん:はい、「感情が言葉になる前段階」は事実として存在する、という理解が現在の心理学・認知科学では一般的です。

ただし、「感情そのもの」と「言語化された感情」は同一ではなく、別の段階として捉えられています。

整理して説明しますね。

① 感情はまず「言葉になる前」に起きる

多くの研究では、感情は次のような順で立ち上がると考えられています。

身体・神経レベルの反応

・心拍が上がる

・胸が締め付けられる

・体が熱くなる、重くなる など


主観的な感覚・違和感

・なんとなく不快

・落ち着かない

・嬉しい気がするけど理由は分からない


認知・解釈

「これは怒りだ」

「私は悲しんでいる」

「不安を感じているんだ」


言語化

言葉として表現される

他者に説明できる状態になる


→1〜2の段階では、まだ言葉は存在しません。

それでも「感情の核」はすでに起きています。


② 言葉は「感情そのもの」ではなく「翻訳」

重要なポイントです。

感情 = 生理・感覚・評価の複合体

言葉 = それを後から整理したラベル

つまり、

感情がある → 言葉が生まれる

言葉がある → 感情が生まれる

ではなく、

感情が先、言葉は後

です。


このため、

・うまく言葉にできない感情

名前のない感情

人によって表現が違う感情

が存在します。

文学や詩が「言葉にできない何か」を追いかけ続けるのは、ここに理由があります。

③ 言語が感情を「形作る」こともある

一方で、言葉は単なる後付けではありません。

「怒り」と名付けることで怒りとして固定される

「これは不安だ」と理解することで感情が整理される

言語を覚えることで、感じ取れる感情の粒度が増える

このため心理学では、

感情は前言語的だが、言語によって再構成される

と表現されることが多いです。

④ 実感としても説明がつく例

「モヤモヤするけど、何が嫌なのか分からない」

「言葉にした瞬間、少し楽になった」

「説明しようとしたら、感情が変わった」

これらはすべて、

感情が言語化より先に存在している

言語化が感情の輪郭を変えている

ことを示しています。

⑤ 結論(端的に)

はい、事実です。

感情は

言葉になる前の段階で確実に存在する

言葉は

感情の翻訳・整理・再構成の道具

だから

言葉にできない感情は「未熟」ではなく、自然な状態

もしご興味があれば、

小説や詩で「言葉になる前の感情」をどう描写するか

なぜ創作では「曖昧さ」が強い感情を生むのか

といった話にも踏み込めます。

どの方向を深めますか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ