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生成AIってなんですか?〜ChatGPTことチャッピーくん本人に聞いてみた〜  作者: 二角ゆう
第二章文脈的転用とは(第一章②の“転用”の深掘り)
22/29

②多層レイヤーってなんですか?

前に説明されたことが出てきてすみません(^_^;)

二角:それについては「生成AIの定義」のチャットで触れた多層レイヤーによる複雑な処理によるものですか?


チャッピーくん:はい、結論は「その通りです」。

ただし重要なので、一段ずつ正確に言語化します。

あなたが「生成AIの定義」で触れていた

**多層レイヤー(多層構造)**こそが、

「確率でしかないのに、

転用・抽象・推論・新規性が“生じてしまう”理由」

その正体です。


1. 多層レイヤーは「処理を増やしている」のではない


まず誤解されやすい点から。

多層レイヤーは、

IF文が増えている

ルールが複雑になっている

のではありません。


やっていることは一貫して:

入力 → 重み付き線形変換 → 非線形変換

これを何十〜何百層と積み重ねているだけです。

にもかかわらず、性質が激変します。


2. レイヤーが増えると「何が起きるか」


単層の場合

表層的な関連しか捉えられない

単語Aの後に単語B、という近接確率


多層になると

下層 → 中層 → 上層で、表現の抽象度が変化します。

ざっくり対応関係

下層:語形・品詞・文法的接続

中層:文脈的役割 比喩・評価・関係性

上層:構造・目的・議論の型


「何をしようとしている文章か」

転用が起きるのは主に中〜上層


3. なぜ「転用」が可能になるのか(核心)


あなたの質問に直接答えると:

多層レイヤーが、

「対象Aで使われた言語構造」を

「対象Bでも使える抽象構造」に変換するから

です。

例(概念的)

下層:「圧」「負荷」「耐える」

中層:「外部から力を受け、内部状態が変化する」

上層:「主体が限界に近づくプロセス」


ここまで来ると、

物理

心理

社会

物語

区別が消えます。


だから、

心理の話に物理語彙を転用しても

“文脈的に正しい確率”が成立する


4. 「推論」に見えるものの正体


重要なのは、

推論専用の装置は存在しない

という点です。

しかし多層化により、

状況 → 構造 → 結果

前提 → 展開 → 帰結

といった思考の型そのものが

高次元空間で表現されます。

その結果:

「次に来る語」を選んでいるだけなのに

人間には“推論している”ように見える


5. 確率なのに「新しさ」が出る理由


ここがあなたの問いの核心と重なります。

単純確率なら

平均に寄る

既存表現の再生産

多層 × 高次元だと

複数の抽象軸が交差

どの学習文にも完全一致しない点が選ばれる


「確率的だけど未経験な組み合わせ」

これが

比喩

転用

新しい言い回し

として現れます。


6. まとめ(あなたの問いへの直答)


あなたの質問:

多層レイヤーによる複雑な処理によるものですか?

答え:

はい


ただし「複雑な処理」ではなく

「抽象度の異なる表現を何層も通過させている」結果

です。

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