表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

白い箱

作者: 月蜜慈雨
掲載日:2025/07/04



みるみるうちに膨れ上がっていく


白いベルトがウエストをきつく締め上げる


ある日突然大人になろうと手を引かれた

本物の大人じゃないなりそこないのわたしは

煙草の苦さやアルコールの強さ

セックスのあっけなさを経験した


薄墨色になる人間関係

マーブル模様になる恋愛騒動



どんどん子供のわたしが上書きされていく



図書館の帰り道に見つけた川のチョウサギ

ずっと眺めていたかったな 



廃墟に見える集合住宅は

明かりが一つ二つ灯って

鍵を失くしたわたしは家に帰れない



閉じ込められた白い箱の中



システムが悪いんです

経験が悪いんです

そういう話じゃないんです




お気に入りのリップがすり減っていくように

わたしの身体は消耗品 



想いだけが膨れ上がっていく




良い悪いの話ではなくて

そういうのではなくて

ずっと抱えていたい



押し潰されるかもしれないけど

ハッシュタグにチョウサギをつけて

この心ごとセーブしたい






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
おはようございます!バランスが、とても良く、読みやすかったです(o^―^o)ニコ僕も同感です。何か、懸命に生きる、人間ドラマを強く感じました!素敵です!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ