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300円の高性能ロボット

作者: 星野☆明美

ダイタイソーに買い物に行く。大体が手芸用品目当てで、一個100円。あれもカゴへこれもカゴへ。

「みーちゃん、これこれ」

母がワイヤレスイヤホンに目をつける。

「300円やん」

「欲しい」

「接続の仕方知ってるの?」

「知らん。みーちゃんできるでしょ?」

おいおい。

買って帰って、タブレット端末でYouTubeで接続方法調べる。

「Bluetoothか」

ワイヤレスイヤホンのケースを開けて、イヤホンを取り出そうとすると、ぶーん、と電気の走る嫌な感覚がした。

本能的に嫌だ。

これが300円?

なんて形容したらいいのかな?手作業で細かいことに慣れているから、本能的に鳥肌が立つ感覚がしたのよ。

こんな高性能なもの300円で売る時代なのか?なんか間違ってるぞ。


その時はそう思った。


しばらく経ってダイタイソーを訪れた私は300円コーナーで高性能ロボットが売られているのを目にする。

あ、やだ、この感じ。こわい。

時代が変わるってこわいことだ。

手頃な値段でそのうち爆弾とかロケットとか売り出されたらどうしよう。

隣人同士のトラブルで戦争が始まって、あっという間に辺りは焦土と化す。こわいよー。

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