第5章(最終回)
トオルは、みんとの居室で、シャワーを浴びた。
みんとは、シャワーから上がったトオルにみんとは、キンキンに冷えたドクターペッパーの缶を渡した。
「好きでしょ、トオルくん」
「ドクターペッパーとショートピースとラーメン二郎は好物だ」
「じゃなくて私のこと」
トオルは、口に含んだドクターペッパーを吹き出しそうになる。
「ねえ、トオルくん、私たち死んじゃうのかな」と桜井が言うと、トオルは、
「みんとは俺が守るよ」と言った。
すると、みんとは、トオルにフレンチキスをした。
トオルは、みんとをハグしたあと、みんとは、上着を脱ぎ、トオルはブラジャーのホックを外した。
その頃いびるは、小森シェフが起こした過去の炎上騒動を思い出した。
「紛れてる・・・炎上騒動を起こした奴、まだ何人か・・・そして、あいつも」
その頃、とある30人の集団はオフ会と称した会議を行なっていた。
「なぁ、俺たちが結成して排除していかないか?」
「え?」
「まずは、間引きが必要だろ。
だから、俺たち30人以外を間引いた後に、何かしらの方法で俺たち30人の中から27人を選ぶ。
そうでもしないと、俺たちはみんな殺されてしまう。」
「ま、間引き・・・、人を殺すのは嫌だな…」
「なぁ、松下、生き残るにはこれしか方法がないんだ。
ま、まずは、ここにいない、あの小泉ってやつを殺そう。次に」
そして、30人が話し合った結果、トオルたちとの関わりのない者が3人、投票の対象となった。
その中には小泉も含まれていた。
残り85人
しかし、30人の中に1人だけスパイがいて、彼も彼で、投票組を作り上げた。
集団通話は、小泉の逝去ご行われなくなり、トオルの知らないところで一日5人の投票が続く。
そして、残り80人。
そして、トオルと、みんとと小森は沈黙を貫いたが、何者かによって、小森の過去の炎上騒動が暴かれると、投票の対象になった。
「小森さん・・・小森さん・・・
ちょ、なんでですかー!!!」
「ごめんな・・・」小森は、スタッフに連れ去られた。
「生き残ろう、みんと」
「うん」
トオルは、みんととの部屋に大量に食材とインスタント食品を買い込み、2人で生活をすることにした。
抗争に入らなければ、生き残れると確信していた。
こうして、2人きりでの生活が始まってから、3日が過ぎた頃
残り5人となった。
投票の中には、死刑投票に疲れ果て、自分自身に投票する者もいた。
ヘイトを買い、投票される者もいた。
しかし、基本的に闘病の感覚が麻痺した、参加者は不特定多数に投票した。
そうやってゲーム感覚で次々と命を奪っていった投票者達もまた、誰かに投票された。
生存者は
桜井みんと
角谷トオル
鮫島ヒデ
高木菜那
青位マサルの5人だ。
5人はカジノエリアに集まった。
「誰が生贄になるか」とトオルが言うと、5人は、悩んだ末「では、多数決で決めないか。」とヒデが言った。
そして、続いて「1人5分間のプレゼンをしてもらう。そして誰が生き残るに相応しいかを多数決で選ぶ。
もし、それで票が上がらなかった人は、・・・3人で投票しよう」
トオルは、まず最初に挙手をした。
「俺はこの死刑投票で仲良くなった人がたくさんいた。
特にカケルは、NPO法人を設立して困ってる人を助けたいと言った。
俺は10億手に入れたら、カケルができなかったことをする」
拍手喝采だった。
次にみんとが挙手をした。
「あたしは、10億円手に入れたら、お金がなくて夢を諦めた人を支援するNPO法人を立ち上げる」
すると、ヒデが口を挟んだ。
「お前ら、言ってることが似てるな。
もしかしてお前らできてんじゃないか?」
「おい、そういうこと言うなよ」と高木が言った
「ねえ、トオルくん、みんとちゃん、ヒデに投票しよ」
「してみろよ」
ヒデは続けた。
「けどな!俺はお前らを呪ってやるからな!!!このバカが!死んでしまえ!」
急にヒデが果物ナイフを手にした。
そして、4人は、ヒデに投票した。
ラウンジのスタッフがヒデを連れ出した。
「待て待て待て待てヒデーーーーヨ!!!!死にたくねーーーーーヨ!コエーーーーヨギェええええ」
残る1人
「俺が・・・」とトオルが言った。
「もう俺は疲れた。」
みんとは、続けて「私も自分に入れる」と言う。
そして高木も「自分に入れる」と言った。
マサルは「じゃあ、俺はトオルに入れる異論はねえよな?」とマサルが言うと、1票マサルに票が入った。
「死刑投票 終了です お疲れ様でした」
マサルは、スタッフにより、銃殺された。
生き残った3人は、振込先の口座番号を記入し、3人はもともといた、睡眠ガスによって眠らされた。
トオルが目覚めると、家の近所の公園のベンチにいた。
手元には自宅の鍵と、スマートフォンがあった。
トオルがスマートフォンで自分のネット口座にログインし、ネット通帳を確認すると10億円が振り込まれていることを確認した。
トオルは、桜井みんとのツイッターのアカウントにDMを送った。
「俺だよ、みんとちゃん。
今度よかったら食事でも行こ」
トオルは、突然Twitterをブロックされた。
「もう人を殺すことには躊躇いがないんだよね
俺は、桜井みんとを愛しすぎたようだ」
完