私のエッセイ~第七弾:映画「地下鉄のザジ」にまつわる小噺(こばなし) (※) 追加情報あります。
こんばんは!お元気ですか・・・?
今宵も、前回・前々回同様、映画にまつわるエッセイです。
皆さんは、1960年公開の『地下鉄のザジ』というフランス映画をご存知でしょうか・・・?
例によって詳しいネタばれは避けますが・・・簡単な概要だけ。
田舎から出てきた10歳の少女が、パリでさまざまな騒動を巻き起こす、という内容なんですが、とにかく面白く、楽しい映画です。
この映画の魅力はといえば、主人公の「ザジ」役の「カトリーヌ・ドモンジョ」・・・彼女に尽きると思います。
あんまり彼女が奔放で、しかも可愛らしいので、たぶん映画をご覧になった皆様も、視聴後はカトリーヌちゃんひとりの記憶しか残っていないのではないか・・・そんな感じで、完全に他の役者を「食って」しまっていますね。
ただ残念なことに、カトリーヌちゃん自身は、この映画で大スターになったにもかかわらず、その後はパッとせず、めぼしい活躍もないまま、『闇をつきぬけろ・真夜中の大略奪』という1967年 の映画に「フランソワーズ」という脇役で出演したのを最後に、17歳で映画界から姿を消してしまいました。
ちなみにですね、「地下鉄のザジ」が大当たりした翌年の1961年には、引き続き「ザジ役」として、『女は女である』という映画に出演しましたが・・・残念ながら、ヒットはしませんでしたね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
YouTubeでも、この「地下鉄のザジ」は、切り取ったシーンではありますが観られます。
映画のワンシーンたちはたくさんあるんですが、先日思わぬ動画を見つけちゃいましてね・・・。
それは、超貴重な、カトリーヌちゃんの「地下鉄のザジ」出演当時と思われるインタビュー映像なんですよ。
インタビュアーの質問に、うつぶせの格好で、ときおり「頬づえ」しながら答えるカトリーヌちゃん。
淡々と答える彼女ですが、映画で見せた奔放な表情とは全く違う、別の素顔を垣間見ることができます。子役特有の、「大人の世界を知ってしまった」子供・・・そんな感じの、落ち着いた姿が印象的でした。
とはいうものの、ときおり笑顔を見せる彼女は、まさに劇中の「ザジ」そのもの!
だから、この「お宝映像」を見つけたときは・・・それこそ感動でうるうるしちゃったものです。
私だけで観ているのももったいない、ということで、今回その動画を、日頃お世話になっている皆様にお届けしたい・・・そんな思いで、このエッセイを書いてみました。
これまた脱線して申し訳ないんですが・・・歌手の原田知世さんが、この映画をモチーフにした歌を、1983年に自身のアルバムの中で歌っています。
・・・その歌の題名は、ズバリ「地下鉄のザジ」!
では、その動画の名前を以下に記して、今宵は失礼させていただきます。多忙の中、ここまでお読みくださり、ありがとうございました。(二つとも内容は全く同じですが、上の動画の方が画質がいいですね。ぜひ、早めの視聴を・・・。)
※ 1960 : Catherine Demongeot incarne "Zazie dans le métro" | Archive INA
※ カトリーヌ・ドモンジョ / Catherine Demongeot et Zazie
字幕なしのフランス語でしゃべっていますが、分からんでも、OK牧場!
だってこの私だって、ぜんぜん分かりませんけど、見てて幸せな気分になるから、結果オーライって感じぢゃん・・・?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(※) 追加情報です。上記の動画ですが、「字幕翻訳機能」を使って、日本語の字幕翻訳が見られます!
情報をくださったのは、ここのユーザーでいらっしゃいます「あいなめ様」です。改めてお礼申し上げます。
YouTube動画の字幕の出し方ですが・・・やってみると、そんなに難しくはありませんでした。
動画画面にマウスのカーソル(矢印)をのせると、「赤いライン」と「再生ボダン」とか「音量ボタン」とかが出てきます。
その右のほうに6個出てくるんですが・・・左から二番目が「字幕表示ボタン」。これをクリックすれば、字幕が表示されます。(字幕を消したければ、もう一度クリックすればよい)
次に、その右の歯車マークのボタンをクリック。
そしたら、上から順に「アノテーション」・「再生速度 標準>」・「字幕(1) フランス語(自動生成)>」・「画質 自動480P>」と、4つ表示されます。
その「字幕(1) フランス語(自動生成)>」 の中の「フランス語(自動生成)>」をクリック。
そしたら、上から順に「<字幕 オプション」・「オフ」・「レ フランス語(自動生成)」・「自動翻訳」と4つ出るので、一番下の「自動翻訳」をクリック。
それで、いろいろな言語のリストが出るので、一番下にスクロールしていって、「日本語」をクリック。これでOK牧場ッ!!
・・・すごく「不自然な日本語」ですが、会話の大体の意味はつかめますので・・・。
「あいなめ様」、本当にありがとうございました!