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勇者の弟子は魔王の娘?~魔王になれなかったので勇者の弟子になります!~  作者: 寅野宇宙
第五章 始まる新たな旅、崩れゆく世界の歯車
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八十六話 生徒達のサバイバル

生徒のサバイバルです!

夜真砥は陰から見守ります!

 ドッペルゲンガーと交代した俺は生徒達がサバイバルをしている場所に向かっていた。

 初めは勇者志望のエレンから見るとするか。

 ほう、意外にちゃんとしてるな。

 木の上に設置しいるし念のために防御魔法を展開している。

 

「でも、食料調達ができないな」


 魔物の縄張りの近くにテントを張った理由は食料調達のためでもある。

 なんせ縄張りとしている魔物を狩れば食料調達できるからな。

 エレンは超安全地帯にテントを張ったのだ。


「…先生みたいに魔物が寄ってこない」


 超安全地帯だからな。

 まあ、頑張れよ。


 次はルーだ。

 途中で魔物の縄張りを何度も通ることになった。

 なぜなら


「うっとおしい!何で魔物がこんなに寄ってくんだ!先生みたいに魔物の縄張り近くに張ったのに!」


 エレンとは正反対の超危険地帯にテントを張ったからだ。

 隠密系の魔法を使わな寝られんぞ!

 食料調達はできるけど限度があるわ!


 次はルーと少し離れたところに反応があったヴァルトの方に行った。

 エルフだからサバイバルには少し慣れているだろう。

 でもな、


「まだ補強しなければ…雨が降るといけないから屋根を付けるか」


 家を建てるな!

 何でサバイバルするのに家を建てる必要がある!

 …テントを張る道具が全部、バラバラで地面に転がっている。

 まさかこいつ、テントを張った経験がないな。

 …嫌な予感がする。

 ベルの方にいくか。

 

 ヴァルトよりましだったがベルの方もえらいことになっていた。 テントを張っているが訳が分からない。

 どうやったら円柱状になるんだ!


「うぅ~、テントってどう張るの!意味がわからないよ!」

 

 俺だって意味がわかりません!

 森の住民組はテントの張り方がわからないようです。

 さて、残りはティナとマーシュか。

 …ティナは後回しにするか。

 

 というわけで俺はマーシュがいる場所にいった。

 リザードマンだし他の生徒より分が悪いだろうな。

 と思っていたのはつかの間の出来事だった。


「後は一日経過するのを待つだけだ」

  

 他の生徒よりちゃんとしてる!?

 リザードマンだぞ!

 沼地に生息している種族が!

 何で森のサバイバルに慣れてるの!?

 このクラス個性豊かだな。

 まさかリザードマンが一番、良いとは。

 

 さてさて、次はティナだな。

 マーシュみたいにちゃんとやってくれたら良いんだが。


「と先ほどまでは思ってたよ。…でもな予想通りだなテメェは!」


「何で夜真砥がここに!?」


「見回りだよ!」


 見回りしているんだ。

 でも、映像に映っている夜真砥は?

 どうせ変身できる魔物だろ。


「何だここは!川のすぐ近く!魔物の縄張りのド真ん中!死にたいのか!」


「だって川の近くだったら飲み水が得られますよ!」


「だからと言って浄化せずに飲もうとするな!それに食料調達ができるとしても縄張りのド真ん中にテントを張るな!」


「ダメですか!?」


「その質問自体、ダメだ!」


 アカン、今度からティナにテントや拠点を建てる場所を決めさせるか。

 もし間違えたら拳骨の刑だ。

夜真砥の近くにいてサバイバル能力なしのティナちゃんでした(-ω-;)

それではまた次の話で!

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