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勇者の弟子は魔王の娘?~魔王になれなかったので勇者の弟子になります!~  作者: 寅野宇宙
第一章 ハードな修行ときに防衛戦
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1話 多種多様な魔法

さあ始まりましたティナとヤマトの冒険。

とりあえず魔法の話です。

 レーネスを立ち去ったティナとヤマトは街道を歩いている。

 街道は比較的に整備されていて数十分ぐらいで冒険家や荷物や客を乗せた馬車とすれ違う。

 なお、レーネスは例の魔族により騒がしくなったので仕方がなく二人は野宿した。


「そういえば名前、訊いていなかったな」


「そうですね」


 練習の成果を見せてやる!


「初めましてヤマトさん、私はティナ•キャロルです。これからよろしくお願いします!」


 緊張したけど言えた~!


「俺のことは呼び捨てでいい」


「はい、わかりました。普通の時は呼び捨てで、尊敬するときは師匠と呼びますね」


 おいおい、それを本人の前で言うか? 

 次に質問だ。


「それとお前は魔王の娘、何だよな?」


 ヤマトはレーネスで倒した魔族の言葉が気になりティナにその真意を訊いた。


「はい、聖樹の魔王の娘です。根城の周りにもみの木がたくさん生えていたのでこの二つ名になりました」


「魔王の娘なのに何で勇者の弟子になろうと思ったんだ?他の魔族や賢者などに弟子入りはしなかったのか?」


「魔王の子供が他の魔族に弟子入りするのはタブーでして他の誰かに頼むと討伐されるかな~?と思ったからです。それにヤマトのビラには『種族は関係ない』と書いてあったからです」


 なるほどだから俺を選んだのか。

 しかし、俺が魔族を毛嫌いする性格だったらどうするつもりだったんだ?

 別に魔族には慣れてるからいいけどさ。


「後三つ訊くぞ。条件は満たしているか?」


「弱さには自信はありますし年齢は人間基準で十七歳です。犯罪歴はありません。出身は日の本の国ではありません!」


 おいおい、弱さに自信を持つなよ。

 人間基準で十七歳というと魔族年齢で百七十歳まだまだ若者だな。


「強くなって魔王になる気じゃないよな?」


「魔王になるつもりはありません。ただ強くなって平和に冒険がしたいだけです」


 魔王の娘が平和に冒険ね。

 変わった夢だな。

 私利私欲に使わないその心意気、気に入った。


「最後の質問、どんな魔法と武器が使える?」


「魔法は使えません!武器は剣しか使ったことがないです」


「父親が魔王なのに?」


「パパは剣の使い方しか教えてくれませんでした。後から考えたらパパは魔法が使えなかったのかもしれません」


 よくそんなので魔王ができたな。

 魔法の適性がない者はそれほど珍しくない。

 そういった者は別の方法で魔法を使っている。


「とりあえず簡単な非攻撃魔法の閃光(フラッシュ)から教える。歩きながら聞いとけ。手から光を出すイメージだ」


 閃光(フラッシュ)は魔法学校の下級生でも使える下級魔法。

 頭が寂しい先生に閃光(フラッシュ)を放ついたずらがあるらしい。

 よくないが少し面白い。

 考えたら奴は天才だ。


「はい、わかりました。手から光を出す感じで…」


 魔力のコントロールは…できるようだな。

 そのままやればできるだろう。


「できそうです!」


「よし、やってみろ!」


「はい!閃光(フラッシュ)!」


 ティナの手から光が放たれた。

 だが魔力の量が多すぎる!

 前言撤回だ!

 俺は、目を魔力で覆って守った。

 一方のティナは、


「まぶしい!」


 光で視力を奪われて目を押さえながらのたうち回っている。

 それを見たヤマトは本人にバレないよう必死で笑いをこらえている。


 数十分で私の視力は回復した。


「何なんですか!今の魔法!視力がなくなるかと思いましたよ!」


「単に魔力が爆発しただけだ。本当はこんな感じだ」


 そういって俺は少し暗い光を放った。


「おー!スゴいです師匠!」


「いや、普通のことだから」


「他の教え方とかないのですか?」


「あるにはあるんだがな~」


 あれだけは絶対にやりたくないなぁ。

 ミスったら殺してしまうし。


「何ですか?」


「覚えたい魔法を体にぶつけてもらうことだ。覚えられないのもあるがな」


「絶対やだ!」


 そんなのするぐらいなら魔法なんか覚えなくていい!


「そういえばティナはアンデットスカルの火球(かきゅう)を受けていたな。やってみろ!」


「そういえばそうですね。はい、わかりました!火球(かきゅう)!」 


 ティナは草原に向かって火球(かきゅう)を放ったが、


「大火事になってんな」


「そうですね」


 草原の一部が大火事になった。


 俺は水属性魔法で消し止めた。


「おー!」


「おー!じゃない!」


 頭に拳骨を喰らった。

 けっこう痛いこれも魔法かな?


「今の拳骨は魔法じゃないからな。」


 違った普通の拳骨だ。


「他は魔導書を読むことだな」


「読むだけで覚えられるんですか?」


「覚えられるが文字を覚えなければならない」


 魔導書は読むだけで魔法を覚えられるが文字を覚えなければならない。

 それに覚えられるのは下級魔法だけだ。

 最近では魔導書を媒介として自分で魔導書に書いた魔法を使ってる奴をよう見かける。

 杖の方が魔力を集めるのに向いているがな。

 理由はページがある分、面積が広くなるので魔力が分散するか、だ。

 物覚えの悪い奴は魔導書の方がいい。


「師匠、質問です。師匠は何で剣から魔法を出せたんですか?」


「剣を媒介として魔法を放っているだけだ。手からでも打てる」


「媒介って何ですか?」


「魔力を魔法に変える際の通り道にする物の総称を媒介と呼ぶんだ。杖で例えると魔力を杖に送り杖を媒介として魔力を魔法に変える。そうだあの方法があった!」


 そう言って俺は収納箱(ボックス)の中からロウソクを出した。


「何もない空間からいきなりロウソクが出てきたんですけど!?何やったんですか!?」


 そりゃ聞きたくなるよな。

 何もない空間からいきなりロウソクが出てきたら。


「今のは収納箱(ボックス)自分だけが使える魔力空間の中から物を取り出す魔法だ」


「へ~、そうなんですか。このロウソクは何に使うんですか?」


 ずいぶんと普通に納得したな。


「このロウソクを媒介に炎を出してみろ。少しの魔力でな」


「こうですか?」


 やればできるじゃないかと思ったのは数秒だけだった。


「もう少し減らせ!また爆発するぞ!」


「すいません!」


「それぐらいの魔力で次の町まで燃やし続けてみろ」


「わかりました」


 かれこれ四時間かけてティナとヤマトは要塞都市サンドリアにやってきた。


「途中爆発しそうになったがよく頑張った」


 さすがは魔族だけあって魔力のコントロールがうまいな。

 今までの爆発は何だったんだ?

 コントロールが悪いのやらうまいのやらようわからん奴だな。


「ありがとうございます。ところで何しにここににやってきたんですか?依頼ですか?」


「ティナのギルド登録だ」


「魔族でもギルドに登録することができるんですか!」


「俺の特権でな。それと町では『自分は魔族です』とか言うなよ。いろいろと面倒くさくなるから。」


 さらっとこの人スゴいこといったな。

 たしかにそうだ黙っておこう。


「ヤマトは面倒くさいことが嫌いなんですか?」


「誰でも嫌いだろ。言い忘れたがギルド登録に五百グリアかかるぞ」


 げっ!無一文になる。

 お金のことを考えながら私達はギルドにやってきた。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 本日の営業は終了しました。

 また明日おこしください。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「「閉まんのはや!」」


 二人の言葉がハモった。


「早すぎだろ!まだ夕方の六時だぞ!ここ要塞都市だろ!二十四時間営業しろよー!」


 ヤマトが叫んでる。

 要塞都市のギルドは二十四時間営業なのかな?


「どうしますか?」


「宿に泊まって明日また来る」


 そう言ってギルドの近くの宿に入った。


「二部屋空いてますか?」


「残念ながら一部屋だけなんだよ。ごめんね」


 どうやら一部屋しかあいてないようだ。

 だがヤマトは、


「では一部屋でお願いします」


 え!?二部屋空いてる宿に行かないの?

 まさか私を外で寝させるの?

 そんな疑問を抱きながら私達は部屋に入った。

 ちなみに一泊三百五十グリアだ。

 前の宿より安いので後から訊いたことだが王都から離れるにつれ宿代が上がるらしい。


「何で一部屋にしたんですか!私に変なことをするためですか!」


「アホか!そんなことするわけねえだろ!変なことって何だ?もっと別の言い方があるだろうか!」


「じゃあ何で一部屋にしたんですか?」


「まあ、見てろ」 


 そう言って俺は窓に向かって二つの魔法を放った。

 するとあら不思議もう一部屋できました。


「じゃあ俺こっちで寝るから」


 俺は先ほどできた部屋に入ったがティナが勢いよくドアを開けた。


「あのな一応、魔力でできてるからもう少し優しく開けろ」


 ヤマトが注意してきたが私はおかまいなく質問をぶつけた。


「なにさりげなく『じゃあ俺こっちの部屋で寝るから』とか言ってるんですか!何なんですかこの魔法は!」


 魔法だということはわかってるらしいな。

 知っていると思ったんだけどな。


幻想部屋(ファントムルーム)幻想現実化(ファントムリアライズ)だ。幻想部屋(ファントムルーム)は名前の通り幻の部屋を作り、幻想現実化(ファントムリアライズ)は、幻を現実化する魔法だ。この二つを使い部屋を作った。それと普通の奴が幻想現実化(ファントムリアライズ)を使っても幻の部屋を現実化することはできないこれは応用魔法だ」


 幻想現実化(ファントムリアライズ)は普通見えてる幻の正体を暴くものだ。

 少し術式を変えるとこういうことができる。


「応用ができる人は家建て放題ですね」


「バカかお前は!この魔法には二つのリスクがある一つ幻を現実化できるのは一度に一つ!二度目は一度目の魔法を解いてから。二つ魔力を継続して使う必要があるから半日しか保たん!家建てまくったら死ぬわ!」


 どんな生物でも魔力がすっからかんになれば気絶して一時間で死ぬ。

 そんなこともわからないのかこいつは。


「この部屋、外から見たらどんなふうになっているのでしょう」


「普通に考えると宿から突き出ているように見えているぽいな」


 師匠がそう言ったので窓から外を見たらちょうど宿の外で通行人が、


「おい!見ろ!宿から部屋が突き出ているぞ!」


 と叫んでいた。

 後から従業員が入ってきて、


「二部屋ほど増やしてください!」


 と師匠に頼んだかあっけなく断られた。

 その後もいろいろあったが明日のために私は寝床に入った。

 

無事に一話も終えました!

さて、一部火事やら何やかんやあったけど無事なのか?

それではまた次の話で!

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