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百三十九話 序列四位と八位

序列四位と八位が登場します!

まあ、個性的な二人です。

 数分ほど立ってからシエルさんが入ってきた。

 入ってきて早々に夜真砥に飛びかかろうとしたが頭を掴まれ地面に叩きつけられた。

 そして顔を押さえながら今、席に座りました。

 よく見たらこの席順って序列順なんだ。

 それにしても序列上位の人達って個性的な人ばかりだなぁ。

 暇つぶしもそれぞれ違うし。

 夜真砥は何かの設計図を書いてるしリリムさんは古そうな魔導書を読んでる。

 シエルさんは設計図を書いてる夜真砥を変な目で見てる。

 アーサーさんは寝てる。

 ヒルデさんは床でドラゴンに付ける装具を手入れしていてジャックさんは書類を書いてる。

 ウィリアムさんは銃の整備かな?

 やっている暇つぶしの仕方で誰がどんな職業なのかよくわかる。

 …廊下から甲冑が擦れる音が聞こえる。


「夜真砥、誰か来ましたよ」


「ああ、あいつか。基本的に喋らない奴だから気にするなよ。後、常に灰色の甲冑を身にまとっている」


「名前は?」


 「二つ名は地獄の聖騎士(ヘルホーリーナイト)、リアム・アレン、なぜこのような相反する二つ名を付けられた理由はリアムが聖と邪、両方の力を使えるからだ。あと序列四位」


「二つ名の由来っていろいろとあるんですね」


 そうだろうな。

 二つ名を聞いてその人だ!ってなるようにされているのだろう。

 しっかし、相変わらずの物静かぶり。

 入室する時も静かにお辞儀をして誰とも喋らずに席に座る。

 そして毎度同じみの紙が手元に現れる。

 書いてある内容は『良い弟子と仲間だね』か。

 直接、言ってくれ。

 そっちも魔力の消費を抑えれる。


「で、次に来る奴だが殴られないように気をつけろ」


「え?」


「座右の銘は『悪しき者には鉄拳制裁』だそうな。まあ、わかりやすく説明すると聖女様だ。武闘派のな」


「武闘派ですか」


「名前はソフィア・クルス、序列八位、二つ名は見たまんまから鉄拳聖女(てっけんせいじょ)とは言っても他の武器も使うがな」


 噂をすればやってきた。


「皆様、お久しぶりですね。ソフィア・クルス、ギルドからの召集を受け参じました」


「何なのあの子!?神々しい!」


 そりゃあ変な性癖を持つ朧と比べたら神々しいだろうな。

 

「そして鉄拳制裁です!」


 本当に殴りかかってきた!


「はい、ストップです。俺の弟子を殴るのはよしてくれませんかね?聖女様」


「あら勇者様であろうお方が魔族をかばうのですか?」


「あら聖女様であろうお方が人畜無害な魔族を滅するのですか?」


 何なのこの空気?

 勇者と聖女が火花散らして睨みあってる!


「…人畜無害?」


「人畜無害だよ。ヘタレ、泣き虫、弱い、上げたらキリがないほど魔族要素が全くない善い意味でも悪い意味でも無害な奴だよ」


 鉄拳制裁してもいいですか!

 怒ってもいいですか!

 私だって反撃しますよ!


「おお!主よ愚かな私をお許しください!」


「何でこんなに温度差あるの?」


「宗教的概念ってヤツ?ソフィアの宗教は勇者グロリアを神の子として崇めいつかはグロリアが全ての生命を救い出すっていう宗教、グロリアス教ってものだ。なので無闇に生命を滅しないの」


 宗教的概念に助けられた~。

 勇者グロリアって宗教になるほどなんだ。

 じゃあ、夜真砥もそのうち宗教に取り入れられるのかな?


「おい、仮に俺が宗教に取り入れられるとかっつうバカな考え持ってるのなら今すぐに消せ」


「はい」

次回!序列五位が登場!

と言ってもすでに登場しいる人物です。

というか序列五位はオマケです。

それではまた次の話で!

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