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百三十五話 序列一位と五十位

序列一位VS序列五十位のちょっとした戦闘です!

これ以降はしばらく戦闘はないです。

「ああ、ちょっといいか?何を揉めているんだ?」

 

「これは夜真砥様!このお方が国際ギルドに入ろうとしていまして」


「だいたいのことは訊いている。よう久し振りだな。ずいぶんと精進したようだがどうした?」


 突然の夜真砥の登場に国際ギルドにやって来た一般人は動揺して人混みをかき分けて夜真砥を一目見ようとする。


「夜真砥様!?…私はあなた様の助言通りに自分の力を過信せずにここまで来ました!それにより序列五十位まで上がりました!けどしかし」


「止まったのか」


 よく、あることだ波に乗っていたが行き詰まり進めなくなった。

 要するにスランプだ。

 

「そうです!なので私は力を取り戻すべく直接、最強、無敵、無敗のあなた様と戦いたくギルドに直談判したのですがギルドからの返答は私を追放するでした!これはどういうことですか!」


「じゃあ、戦うか?」


「はい!よろしくお願いします!」


「…審判を頼める?」


 夜真砥は元序列五十位と揉めていた女性職員に審判をお願いしました。


「わかりました。双方構え!それでは戦闘開始!」


「身を持って味わえギルドが親切にお前に向けた忠告ってヤツをよ!」


 夜真砥は戦闘開始と同時に手刀を振った。

 元序列五十位はもちろん、交わしたが怖じ気つく。


「…どうした?もう、やる気をなくしたか?」


 それも仕方がない。

 夜真砥の放った手刀は雲を割ったから。

 ギルドが彼に忠告したのは序列一位と五十位、普通に考えたら五十人の差だが実際は違う。

 序列十位が仮に夜真砥と一戦交えることを申請したら通るだろう。

 しかし、序列五十位ごときが序列一位に挑むなどあまりにも無謀すぎる。

 いくら練習試合でも本気でやり合ってくる相手だ。

 命がいくつあっても足りない。

 序列一位と五十位の差は大きい。


「まだだああぁぁぁ!!」


「見込みあり。…歯を食いしばれ!!」


 夜真砥は元序列五十位が振るった拳を下に避けて腹を殴った。

 元序列五十位は腹を押さえてその場に倒れ込む。


「試合終了!!勝者、ヤマト・ツキカゲ!」


「序列のデーターある?」


「はい、あります」


 女性職員は検問所に置いてあった序列に関する資料を待ってきた。

 それを夜真砥は受け取り元序列五十位に見せる。


「これを見てみろ。序列二十五位から序列百五十位はよく入れ替わっているんだよ。要するに二十五位から百五十位は実力は一緒だ。だから二十四位以上に序列五十位のお前が挑むのは無謀なんだよ」


「そうなんですか」


「まあ、まだお前は成長できる。だからいつかは俺と本気の試合をして見ろ。というわけでこいつを圏外から戻してくれ。あと俺より強い奴なんていくらでも存在しているぞ」


「わかりました。では後日、お知らせいたしますで国際ギルド内に滞在してください」


 これでこいつは何とかなるだろう。

 この向上心が途切れることがなかったらいつかは元の序列以上の場所に戻ってこれるだろう。


「人を待たせているからさっさと行くぞ」


「誰か待たせているんですか?」


「ああ、誰かは俺も知らぬが」


「はい?」


「今回のクエストでは自分が最も信用している人を連れて行ってもいいって書いてあったからな。だから日の本に連絡して一人だけ寄越した」


 さて、誰が来るのやら。

 けどだいたい誰が来るのかはわかっているが。

 しかし、咲夜は絶対に来ないことは知っている。

 日の本は今、忙しいからな。

次回!日の本の国から派遣された人物と会います!

さて、誰が来たのでしょうか?

それではまた次の話で!

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