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勇者の弟子は魔王の娘?~魔王になれなかったので勇者の弟子になります!~  作者: 寅野宇宙
第六章 卒業生対抗試合と柘榴の炎竜
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百二十五話 話し合いの場

話し合いをする夜真砥とバン、そして謎のエルフ…。

そして夜真砥とバン、謎のエルフはあれをする!

あれは本編で!

 夜真砥はバンを助けたエルフから話し合いを持ちかけられた。

 しかし、夜真砥は警戒を解かずに武器を構える。


「…やっぱり、夜真砥だから受けないよねぇ。バンさん、武器を別のところに。そして席について」


 バンに命令をしている。

 あいつの方が権限は上なのか?

 だけどさん付けだな。

 予想だけど何かの協定で動いているっつう感じだな。


「了解した。貴様も早く席につけ」


「どうするの?マスター」


「わかった。席につく。けど俺はこのままでいいか?」


「うん。それでいい」


 このエルフ、考えが全く読めないな。

 要注意はこいつだが注意する奴が多すぎる。


 夜真砥は席についた。


「で、何の用だ?」


「私達と同盟を結んで」


「…ふざけるのも大概にしろ!俺は少ない時間を割いてこの茶番に付き合っているんだ!本当ならあの怪物を何とか…」


 夜真砥はヴォルカン島の怪物を睨む。

 だがある異変に気づいた。


「今頃、気づいたか」 


「…動いていない」


 何かの命令待ちか?

 でも、何かを探す素振りはしている。

 何をやってんだあれは?


「何をやってんだって考えてるだろ?あれは獲物を探しているんだよ。けど見えてねぇ。正しくは我が隠している」


「隠している?」


「ピット器官って知ってるよね?」


「蛇やトカゲにある赤外線を感知するあれだろ?」


「そうだ。あれに似たような器官が奴にもある。だから周辺をマグマ並の高温の壁で覆っている。要するに奴はまだマグマの中にいると勘違いしているのだ」


 なるほど覆っているのか。

 待てなぜ覆っているんだ?


「あれを復活させたのはお前らじゃないのか!?」


「当たり前だ。あんなの復活させて何の特がある?」


 確かに召喚獣にしようとしてもゴーレム系だから意味がない。

 それに扱いきれるかすらわからない。


「あとゴーレムだと勘違いしてないか?あれは単なる殻で本体は我々と同じ人のような形だ」


「は?」


「本当だよ。あのゴーレムの正体は原住民の最初の生け贄。高い魔力を持ってたおかげか魔物になった。マグマは鎧さ」


「…信じていいんだな」


 言ってることはデタラメのように感じるが本当のことを言ってるようにしか感じない。


「君、次第だよ」


「わかった。話の内容をまとめるとあれを倒すのを手伝えってことだな?」


「その通り」


「報酬は?」


「言うと思ったよ。報酬は世界の真実の破片」


 世界の真実の破片?


「今は疑問に思っておけ。我はこいつを倒したら自らタルタロスに入る。そして準備を進める」 


「なぜ自らタルタロスに入る?」


「時が来ればわかる。あと序列二位を連れてこい」


「理由は?」


「マグマは冷やすと固まるって知ってるよな?」 


「なるほどね。要するに殻をぶっ壊すのか。了解」


 現時点を持ってバンと謎のエルフ、そして夜真砥の同盟が結ばれた。

  

 

次回!共闘してヴォルカン島の怪物を倒します!

そうそう、これまでの章は全部、ただの余興です。

それではまた次の話で!

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