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勇者の弟子は魔王の娘?~魔王になれなかったので勇者の弟子になります!~  作者: 寅野宇宙
第五章 始まる新たな旅、崩れゆく世界の歯車
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九十一話 選手入場

選手入場!

…以上です(´-ω-`)

  異空間に花火が打ち上げられた。

 選手入場の合図である。

 その花火と同時にリリムが入場した。


「見た目に騙されるな!彼女は不老不死!潜ってきた修羅場の数が違う!小さな体で巨大な魔法を大連発!まさにそれは終焉!彼女を知らない者は決していないであろう!本日は己が育てた弟子が座っている王座を奪還しにきた!相手は最強の弟子!勝てるのか師匠!師匠の威厳!そして王座を取り戻せるのか!昇格試合の挑戦者はギルドランク序列二位!二つ名、別次元の女帝(アナザークイーン)!リリム・リデル!!」


 リリムさん、二つ名変わったんだ。

 二つ名ってちょくちょく変わるのかな?


「夜真砥、お主が座っておるその玉座、貰いに来たぞ」


 リリムは夜真砥が入場してくるゲートを凝視した。


「そしてお待ちかね…この男の入場だあぁぁぁぁぁ!!」


 さて、初の防衛戦、頑張るとしますか!


「築き上げてきた功績は誰よりも大きい!この男、魔王を討伐した者なり!この男は勇者!降りかかる火の粉をなぎ払い魔王の首を取った!勇者になっても人助けをする彼を知らない者はいないであろう!俺達に格の違いを見せてくれ!防衛戦に挑むのはギルドランク序列一位!二つ名、月下の帝王(げっかのていおう)!ヤマト・ツキカゲ!!」


「来た!先生だ!」


 夜真砥はゲートを取るとリリムの方を睨みつける。

 そして二人は中央に到達した。


「よう、チビリリム、元気にしてたか?」


「そんな口が言えるのも今日までじゃ」


 二人は実況席の方に振り向く。


「二人とも良い試合を見せてくれ。特に夜真砥は負けちゃだめだよ」


「…はい」


「またお主、ディラウスに弱味を握られたな」


「…ああ、控え室で言われた」


 ディラウスは二つ名とは別にこう呼ばれたりする『ギルドで最も恐ろしい地獄耳』と。

 なのでよく、誰かの弱味を得たりする。


「そういえばルールとかあるんですか?」


「試合だしあるよ。知らない子も多いし説明しよう!」


 ちょっとありがたいかも。


「まずは勝利条件から勝利条件は相手の降参、またはHPバリアの破壊」


「HPバリア?」


「そうHPバリアだ。相手を傷つけない代わりにHPバリアというその人の体力をバリアにした物を削っていくんだ。そして武器の持ち込みは最大、三個まで魔導士はゼロだ。スキルは四回まで使用可能、各回復薬はそれぞれ四個、体力回復薬を使うとHPバリアを修復できる。召喚獣は一体まで。事前にそれらの登録は済ましてあるはずだよ」


 召喚獣…月夜を使うのかな?

 でも、今下水道にいるとか言ってなかった?

 

「月夜はいないのか?」


「知り合いに預けている」


 やっぱり下水道にいるんだ。


「後悔してないよな?」


「別に魔王は俺一人で倒したしな。準備はいいか?チャレンジャー」


「…よろしくお願いします!」


 夜真砥とリリムは中央で礼をした。

 試合開始である。


「それでは昇格試合!始めえぇぇぇぇ!!」

次回、昇格試合開始!

それではまた次の話で!

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