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勇者の弟子は魔王の娘?~魔王になれなかったので勇者の弟子になります!~  作者: 寅野宇宙
第五章 始まる新たな旅、崩れゆく世界の歯車
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八十九話 決闘の準備

一応、サバイバルはこれで終わります!

残りの三日は飛ばします!

 何やかんや驚くことがいろいろとあったが二日間経過してサバイバル四日目を迎えた。

 四日目からは合同でやる。

 つまり、全員同じチームだ。

 そして俺は日曜日のための準備をする。


「日曜日にリリムと決闘します。なので俺はそのための準備をするので残り三日はファゼル先生に任せます」


「決闘ってまさかあの!?」


「正解だ。ルー、序列昇格試験だ」


「マジか!?すげぇよ!一位と二位がこの島で戦うのか!」


 そうなんだよねぇ。

 リリムとこの島で決闘するんだ。

 しかも負けたら序列は二位になるしリリムに威張られるし負けるわけにはいかない。

 なので今から準備する。


「でも、教師の方は?」


「教えることはあらかた教えた。それにお前らは卒業生対抗戦で勝利すればいいんだろ?ドラゴンの倒し方教えろとか言ってねぇしそういうことは冒険家になってから身に付けろ」


 ドラゴンの倒し方も人それぞれだ。

 別に俺のやり方を教えてもいいがそれに固執してしまい逆にやられる危険性も出てくるからな。

 

「…じゃあ、アドバイスだけしておく。ヴァルト、お前は深く物事を考えすぎだ。もっと頭を柔らかくして考えろ」


「はい!」


 まあ、エルフの性っていうヤツかもしれんがな。


「ベルはヴァルトとは逆にもっと深く考え知識を身に付けろ。知識は武器にもなるからな」


「わかりました!」


 そしたらテントもあんな張り方にはならんだろ。


「ルー、お前は魔物の習性を理解していない。観察眼を養え。観察眼を養えば自然的に相手の出方もわかってくる」


「なるほど…わかった!やってみるよ!」 


 相手の行動をよく観察すれば勝率を上げれるしな。


「マーシュはもっと積極的になれ。お前の行動はこの中でずば抜けて秀でている。しかし、誰よりも積極性がない。お前の考えで打開策が生まれるかもしれないからな」


「もっと積極的にか…わかりました!もっと物事に積極的に関わっていきます!」


 おそらくマーシュはチームの頭脳になっていくだろう。

 だから積極性を伸ばしてほしい。


「最後にエレン、臆病になるのは良いことだ。だがもっと攻めまくれ。じゃないと夢は掴めないぞ」


「…わかりました。先生がそう言うのならやってみます。自分の臆病と向き合いながら」 


 自覚はあるようだな。

 エレンは極端な臆病者だ。

 なので一日目のサバイバルでは魔物の縄張りをわざと避けていたのだろう。


「あのぉ、私は…」


「ティナは…言うことなしとにかく頑張れ」


 それはないですよ!

 弟子なんだし何かアドバイスとかないの!?


「じゃあ、日曜日にまた会おう。アディー!」


「アナザーディメンジョンデーモンだ!」


 夜真砥はアディーが出した扉の向こう側に消えていった。


「本当に行きやがったあの人」



次回は日曜日、つまり、夜真砥とリリムの決闘となります。

まあ、まだやりませんが。

それではまた次の話で!

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