89 格差
雪は、はらはらと舞い降り続けている。
日が傾いてきて、気温はどんどん下がっていく。
冷たい風が体温を奪っていく。
これは、本当に野宿はキツそうね。なんとかしないと。
"我侭お嬢様"エレーナが、そんな心配をしながら、先頭を歩き続ける。
急に、隣を歩いて"死にたがり"ノレルが、その歩みを止めた。
やや左方向のはるか前方を、じっと凝視している。
「どうなさったのノレル? 何か見つけたのかしら?」
「遠くに、煙が見える」
「煙?」
エレーナも、ノレルが見ている方向を凝視してみる。だが、彼女には何も見えない。
でも、ノレルが言うのだから間違いないだろう。
煙って事は、人里でもあるのかしら?
そう考えたエレーナはマルティナに声をかける。
「"救いようの無いほどのダサイ眼鏡魔法使い"、あっちの方向を探知魔法してくださるかしら」
「ちょっとエレーナ! その"救いようの無いほどのダサイ眼鏡魔法使い"って私のこと?!
もう、本当の本当の本当に、上官侮辱罪で、軍法会議にかけるわよ!」
「いいから、とっとと探知魔法を行いなさい」
エレーナにぴしゃりと言われて、子供のようにほっぺたを膨らまして怒りつつも、マルティナは探知魔法の呪文を唱えた。
いままで全方位に対して薄く浅くおこなって探知を解除して、エレーナが凝視している方向へと集中的に探知魔法を行う。
探知魔法に色々と種類や使い方があり、今回のように一方向に集中する事によって、より遠距離までより正確な内容を探ることが可能であった。
「人の反応があるわ多分、多分千~二千人くらいの人がいると思う」
「こんな山奥に千~二千人? ひょっとして砦か何かあるのかしら?」
「うーん、でも魔法の反応が無いから魔法使いは居ないわよ」
"魔法使いが居ない"、その事実はかなり大きい。
王国軍や帝国軍などの正式な軍で、千人、中隊規模の兵がいるならば、最低でも一人は、念話魔法を使う連絡係の魔法使いが居るものだ。
魔法使いがいない、と、言う事は、少なくとも軍では無い証拠だ。
と、言う事は砦など軍隊施設ではなくて、普通に人里なのかしら?
それにしても、こんな山奥なのに、千~二千人規模の村が?
何か、あるのかしら?
エレーナは細い顎に手をあてて、その綺麗な顔を少しだけ歪めながら、考えこむ。
「まあ、悩んでも仕方ないわですわ。
このまま、野営すると凍死してしまう可能性があるますし、どのみち一度は、人里に出て装備を揃えないとこれ以上の逃避行は無理ですからね。
とりあえず近づいてみましょう。
ノレル、更に警戒してくださるかしら。
"ダサダサダメ眼鏡"も、そのまま探知魔法を続けなさい」
ノレルが無言で頷き、マルティナが何か文句を叫んでいたが、それは無視して歩きだす。
少しすると、エレーナの目にも煙が見えてきた。
しかし、さらに近づいて改めて見てみると、煙の規模が異様に大きい。
かなり遠くからでも尋常でない量の白い煙がもうもうと、漂っているのが解る。
普通の村人が煮炊きに使う火から出る煙の量とは、桁が違う。
エレーナは形の良い眉を、歪める。
まずいわね。
こんな山奥に千人以上の人数といい、あの煙の量といい、単なる田舎の村という訳では無さそうね。
彼女は決断を下した。
「危険ね。やっぱり引き返しますわ」
「えええー? ここまで来て? でも人里に行かないと、凍死しちゃうんでしょ?
どうするの? ねえ、どうするの?」
「くっそう。せっかく久しぶりに酒が飲めると思ったんだがなぁ」
マルティナとアマンダが、ぶうぶうと不満を垂れる。
ミシャは口に出しては文句は言わないが、明らかに不満そうだ。
そのうえ
「ちょっと、残念でしたね」
ベルガ姫まで、本当に残念そうな表情を浮かべて、そんな事を言う。
エレーナとしては、他の者の文句など、どうでもいいが、ベルガ姫に残念そうな表情をされると心が痛い。
どうにかしたいと思うが、姫様の安全が第一だ。危険な事は出来ない。
あんな大量の煙を発する謎の村に近づく判断など、できよう筈も無い。
「大丈夫だ」
不意に、ノレルが呟いた。
「ノレル、何が大丈夫と言うのかしら?」
「あの煙なら、大丈夫だ。心配ない」
「妙に自信満々に答えますわね。ひょっとしてノレルは、あの煙が何か解るの?」
「ああ、解る。私の地元の近所にもあった。あの煙は……」
ノレルは、確信を込め、重々しく呟いた。
「温泉の煙だ」
――――――
「ふぅ。まるで生き返るかのようですわね」
たっぷりのお湯につかり、体を伸ばしながら、エレーナが満足げに呟く。
「温まる」
「おう、こりゃいいな」
ノレルと、アマンダも、蕩けるような声を洩らす。
アマンダなどは、ワインの瓶をもちこんで、ホットワインを楽しんでいる。
ミシャも無言だが、体を伸ばし満足そうな表情を浮かべている。
「こんな大きな温泉、私も初めてですよ」
ベルガ姫も、とても嬉しそうだ。
姫様に喜んでもらえて、エレーナも本当にうれしい。
そこは、秘境ともいえるような場所にある、温泉であった。
この地方ではそれなりに有名な温泉らしく、村にはいくつかの宿があり、中心となる通りには、おみやげ物を売るお店まで出ていた。
ベルガ姫と、エレーナ達は、この温泉街の宿に泊まり、温泉を堪能している。
逃亡中の身であるが、こんな温泉のある村でこそこそと隠れるような変な行動をすると逆に目立ってしまう。
湯治に来た客を装って堂々と温泉に入っているのが、一番目立たないくらいだろうと考えての行動だ。
まあ、本当の事を言えば、ここ数日間山の中を逃げ続け、更に雪で体が冷え切った彼女らに、暖かそうな煙をあげる温泉の誘惑に贖うことなど出来なかっただけの話だった。
宿賃は心配ない。一応、城から脱出するときに、エレーナは、"念のため"と、姫様の貴金属類をひっつかみ、ポケット一杯に突っ込んできていた。
指輪一つで、金貨数百枚になるような貴金属である。
逆に高価すぎて、金貨に換金することはできなかったが、宿の亭主に指輪をひとつ渡して、宿泊と更に保存食やら旅に必要な装備などを分けてもらう約束を取り付けてあった。
空からは、はらはらと雪が舞い落ちる露天風呂の中。
暖かいお湯は、この数日間、山の中を逃げてきて体に溜まっていた、疲れと汚れがすべて解けていくようだ。
皆が思い思いに、体を伸ばし、温泉を堪能していた。
ふむむむむ
ふと、ベルガ姫があることに気が付いた。
皆がその裸体を、洗ったり、湯船に浸かったりしているのを見て、気が付いたのだ。
いや、気が付いてしまった。
今まで気にしていなかった、事実に気が付いてしまった。
それは格差だ。
圧倒的な格差だ。
いままでベルガ姫が、まったく感じた事のない格差を感じていた。
ベルガ姫が、王城内で入浴する際は、王族用の広い湯船を独占して使う。
周りに世話をする召使いはいるものの、もちろん湯につかるのは自分一人だ。
だから、他人の裸をまじまじと見たのは、今が初めてであった。
そして、
み、みんな、すっごく胸がおおきぃ!
ベルガ姫は内心で、とてつもないほどのショックを受ける。
女としての格差を、ひしひしと感じずにはいられない。
エレーナの胸は、非常に豊満だ。
釣鐘型をしたその胸はとても柔らかそうで、白い陶器の様なふくらみと、薄桃色した先端部も悩ましい。
すべての男性の視線を釘付けにし、その心を奪い取ることができそうなほどの色気がある。
ノレルの胸は、大きさこそエレーナに負けるものの、全体的にツンと上を向いており、張りのある美しい曲線美を描いていた。褐色の肌と、薄紅色の先短部コントラストも艶やかである。
すべての女性が、こうありたいと憧れるような素晴らしさが、その胸にはある。
アマンダはの胸は、全裸で歩くと、ブルンブルンとダイナミックに揺れるほどの迫力があった。
分厚い胸筋の上に、さらに立派な胸が載っている。もう迫力の桁が違う。
物静かなミシャの胸も、負けず劣らない大きさを誇っている。
彼女は、実は着痩せするタイプの女性らしい。
女性としては比較的背が高く体も大きい彼女は普段は目立たないが、脱ぐと、とても凄かった。
本当なら、やせ細った鳥のようなガリガリ体型の、"ダサメガネ魔法使い"ミュラーだけが、姫にとっては仲間であるはずだ。
だが、彼女はここには居ない。
『なんでお湯になんか入るんですか? 水で体を洗えば十分じゃないですか? お湯で自分の体を茹であげるなんて、何がしたいんですか? 私には理解できません。皆、気が狂ってますよ!』
そう言って、軽く体を洗っただけで、お湯には入らず、さっさと出て行ってしまった。
風呂嫌いの人間というものは、どこの世界にも居るもののようだ。
そんな訳で、巨乳だらけの温泉の中で、今まで感じた事のない格差に打ちひしがれるベルガ姫である。
思わず、すぐ横で湯船に浸かっているエレーナの、陶器のような白い胸を羨ましげな目で見つめてしまう。
エレーナがその視線に、何となく気付く。
「どうなされました姫様? 私の胸に凝視なされて、何かございましたか?」
「な、なんでもありません」
ベルガ姫がやや顔を赤くして、誤魔化そうとする。
慌てて否定するその様子が、妙に可愛らしくて、エレーナは内心で、思わず微笑んでしまう。
「姫様。私は身も心も姫様の物。
もし、私の胸に興味がお有りでしたら、もちろん、触れて頂いてもかまいませんよ。どうぞ」
そう言ってエレーナは、自らの胸を両手で持ち上げるように強調して、ベルガ姫に向けた。
「あっ、あっ いえ、そ、その、ち、違うんです。違うんです」
ベルガ姫は顔を真っ赤にして、誤魔化す。
何が違うのかは、自分でもよく解らないが、違うんです、違うんですと、必死に否定する。
その慌てる様子が、どこか子犬のように可愛らしくて仕方ない。
思わず、更にベルガ姫を苛めたくなってしまう。
エレーナは、男女の性別を問わず、愛する事ができるタイプの人間だ。
その中でも特に年下のかわいらしい女性は、大好物だったりする。
色んな意味で欲望に正直なエレーナは、相手がたとえ姫様であっても、機会があれば、もちろん遠慮などしない。
「いえいえ、遠慮などいりませんよ姫様。どうぞ、私の胸に、お触れください」
そう言って、湯船の中で立ち上がり、豊満なふくらみとその先端部の桃色の部分が、ベルガ姫のすぐ眼の前へと差し出した。
ベルガ姫の顔に、自分の胸の先端の突起を、押し付けんばかりに迫る。
「あ、あの、その、違うんですエレーナ! 誤解なの、その違うんです!」
更に姫様は真っ赤な顔で、一生懸命否定する。
そのかわいらしい姫様のしぐさに、もう、エレーナの暴走は止まらない。止まるはずがない。
エレーナは、姫様の愛らしい唇へと、自分の桃色の乳首を触れさせようとした。
その瞬間。
ゴギャン、と、不気味な衝撃音と共にエレーナの首が折れそうなほどの角度に、ひん曲がる。
と同時に、その体ごと横へと吹き飛んだ。
エレーナの白い裸体は、空中で不自然な形で一回転してから、大きな水柱を立てて湯船へと落下する。
後ろには、蹴り足を上げたままの姿勢で静止した、ノレルが無言で立っていた。
ノレルが、姫様にセクハラするエレーナに対して回し蹴りをぶちかましたのだ。
湯船から、浮上したエレーナが叫ぶ。
「ちょっとノレル! いきなり何をするんですのよ?! 後ろから不意に、首が折れそうな程の蹴りをいれるとか、頭がおかしいんじゃないですの?」
「頭おかしいのはお前だ。姫様に破廉恥な事など、するな」
ノレルは、基本あまり周りの物事に興味が無い。
だが今回、そのノレルでさえ止めたくなる程に、エレーナのセクハラ行為は酷かった。
「破廉恥とは、それこそ誤解よ!
わたくしは、姫様へとこの身を捧げている騎士。
この肉体総てが姫様の物であり、この高鳴る胸の鼓動をも姫様へと物理的に捧げるのは、私の務めであり、決して邪な欲望では……
「まて」
ノレルが、不意に、エレーナの眼前に手のひらを押し付けるように差し出す。
エレーナの、戯言を無理矢理に静止する。
「なんですの?」
エレーナの言葉に、ノレルは口に手をあて『静かにしろ』とゼスチャーする。
皆が口を瞑り、静寂が露天風呂をつつむ。
ひらひらと落ちる雪の音が聞こえそうなほどの静寂。
その静寂に、わずかに異音が混じっていた。
露天風呂の外に、誰かがいる。
え?
ひょっとして……"覗き"かしら。
エレーナは、そんな暢気な事を一瞬考えてしまったが、すぐに自ら否定する。
そんなはずは、無いですわね。
露天風呂を、周りは板で覆われているので目視で確認はできないが、確実に囲まれている。
更に脱衣所に方に、何人かの気配を感じる。
エレーナ達はとりあえず湯船から上がった。
ベルガ姫を中心にして、四方を守るように構える。
と、ほぼ同時に、露天風呂の、外からの視線を遮る為の板を蹴り破り、敵が姿を表した。
さらに脱衣所からも、数人が飛び出してくる。
人数は15人程。
装備はバラバラで、革鎧を着ている者や、頭だけ鉄兜を被った者や、普通の作業服の者までいる。
片手剣や、メイスや、棍棒など思いおもいの武器を手に持っている。
敵は、こちらが武器も武具も外し、全裸になる入浴中を狙ってきたのだろう。
だが、湯船から出た穢れなきバラ親衛隊の4人は、皆一糸纏わぬ全裸なれど、その手には短剣を握られていた。
彼女らは王族を守る親衛隊だ。
風呂に入る時も、それが例えその温泉の規則を破る事になろうとも、必ず武器を携帯してるのが常だった。
それでも、姫を守るのは、"全裸で片手に短剣を握る女性四人"だけ。
そのうえ、女性であればついつい自分の体を隠そうとして動きも鈍るはず。簡単に勝てる相手だ。
そう、敵も判断したのだろう。
さして、警戒もなしに、一斉に襲い掛かってきた。
だがもちろん、その考えは甘い。
彼女達は一騎当千の猛者ばかり。
更に女性といえども、戦闘時に胸や大事な所を隠そうなどと無駄な動きをする者など、この中には居はしない。
全裸だろうと、お構い無しだ。
エレーナがその美しい裸体をまるで見せ付けるかのように、次々と敵を倒す。敵の大振りな攻撃を軽やかな動きでかわし、短剣で的確に急所つく。その動きは、どんなダンスより美しく妖しく官能的だ。
ノレルは、短剣だけに頼らず、みずからが持つ体術を駆使して敵を倒す。
ハイキックで敵の頭を蹴り抜いた時などは、大事な所まで、丸見えであったが、もちろん気にもしない。
アマンダも、その大きな胸をブルンブルンと揺らしながら大暴れする。
短剣を放り投げ、敵を捕まえては、力任せに湯船へと放り込んでいく。
ミシャも、地味ながら綺麗な裸体を出しおしみせずに戦う。
ベルガ姫様の裸体を隠すように盾になりながら、敵を倒していった。
実力もさして高く無い、そのうえ統率も取れていない襲撃者の集団は僅かな時間で全滅した。
「異様に弱かったですし、武装もまったく揃ってなかったわよね。
この襲撃者達、いったい何者なのかしら?」
襲撃者の殆どを殺してしまっていたが、ちょうど足元に転がっている男には、まだ息がありそうだった。
エレーナがしゃがみ込み、その男の頬を叩いて、無理矢理に目を覚まさせる。
気絶から意識を回復したその男は、全裸の彼女に視線を奪われる。
彼女のその美しい釣鐘型の胸を、思わず凝視する。
「見てるんじゃ無いですわ」
エレーナが問答無用で、その眼球を、突く。
ぎゃああああ。
男が絶叫を上げるが、もちろんエレーナは気にしない。
「軽く突いただけで、大げさですわね。
次は、しっかり眼球を貫きますわよ。其のことを肝に銘じて、私の質問に答えなさい」
その時、尋問をしようとするエレーナの視界が不意に暗くなった。
しゃがんでいる彼女の頭の上に、何かを乗っけられたようだ。
頭の上に手を回し触れてみると、それは、服だった。
「とりあえず、着ろ」
ノレルが、無表情に呟く。
どうやら、エレーナにために服を持ってきてくれたようだ。
姫様や他の者達は、すでに脱衣所へと移動して服を着初めている。
「裸とかあんまり気にしなさそうなあなたが、変なところで気がききますわね。
じゃあ、せっかくですから」
敵の男を逃がさないようにノレルに抑えててもらい、エレーナはとりあえず最低限の衣服だけを身に着けた。
「さて、それでは尋問を再開しましょうか」
そう言うと同時に、とりあえず、エレーナの着替えを見て勃起していた男のイチモツを蹴り上げる。
!!!!!
男は、激痛で声も出ない。
「次はちょんぎるわよ。とりあえず貴方達が何者か言いなさい」
「言う、言う。言うからもう止めてくれ。命だけは助けてくれ」
「命乞いとかいいから、さっさと言いなさい」
「お、俺達は、自警団だ。この村の自警団だよ」
「その自警団とやらが、なんで私達を襲うのよ?」
「賞金が、姫様の首に賞金がかかってるんだ。
姫様を連れる一団にも賞金が出てて、人相書きも回ってきてるんだ。
それをみて、すぐにお前達が"それ"だと解ったよ。
相手が騎士でも、たかが五人いるだけだし、女だから風呂に入ってる時にでも襲えば楽勝だろう。
そう思って、村の自警団を集めて、襲ったんだ」
「事情は解ったわ。
ちなみに、村の自警団はまだ残ってるの?」
「残ってるが、残りは、姫様を襲うのを反対してた連中だ」
「なるほどね。それじゃあ、とりあえずは、もう安全ですわね。
色々と教えてくださって有難うございます。その事に関しては感謝いたしますわ」
そう言ってから、エレーナは、男の胸に短剣を突き刺した。
愛すべき姫を襲った不貞の者達を許す気など、彼女には、最初から微塵も無い。
聞く事だけ聞いたら、殺すのみだ。
さてと……、
男の死体を放り出して、立ち上がる。
皇帝国軍に追われているのは百も承知でしたけど……、
王国内で、姫様を保護する動きよりも先に、首に賞金が掛かって人相書きまで回るなんて……、
思っていた以上に、王国内の現状は悪いようですわ。
「まあ、憂いても仕方ないですわね。
一応、温泉も堪能できましたし、また頑張って北を目指して旅立ちましょうか」
今回、投稿するのが少々遅く成ってしまいました。
申し訳ありません。
次回は、若干早めに投稿する予定です。




