79 旅立
勇一が、後ろを振り返る。
丁度、殿を勤めていたロルダグルクがボロボロに成りながら、敵の包囲を突破したのが見えた。
うわ、全身傷だらけ血だらけだな。
大丈夫なのか彼女?
勇一が思わずそう心配するのも無理がないくらい、ロルダグルクは満身創痍だった。
エッダが近づき、馬を並行に走らせながら、必死に回復薬を、振りかけている。だが、あまりに多くの切り傷と石壁にえぐられた肉まで完全に治る訳ではない。
それでも、僅かながら回復したロルダグルクは意識を保ち、かろうじて馬にしがみ付いている。
なんとか、全員が突破したみたいだな。
よし。
「ニエス! 俺達も行くぞ」
「了解です!」
勇一の指示に、ニエスがすぐさま反応する。
アクセルを踏み込みながら、ハンドルを思いっきり切った。
その場でスピンターンをかまして向きを変えると、穢れなきバラ親衛隊を追って走り出す。
その後ろで帝国軍の槍歩兵が、追いかけてくるような素振りも見せていたが、すぐに諦めた。
槍歩兵が、電動バギーや馬の足に追いつけるはずもない。
帝国軍は、王都を包囲するために、非常に横へと細長く布陣している。
激戦区となる東の大門の前などは、二重、三重に軍団を配置しているが、一番端にあたるこの周辺の布陣には厚みが無い。
最前線の軍団をかわし、裏へ抜けてしまえば、まともな軍勢はいない状態だ。
「草原を抜けて、向こうに見える林へ逃げ込むぞ!」
ダフネ隊長の指示のもと、王都の城壁から離れ、帝国軍の布陣の切れ目を抜けて、平原の向こうにある林を目指して走る。
見晴らしのいい平原をぬけて林に逃げ込めば敵の眼も、多少は誤魔化しやすくなるだろう。
そのまま走り続け、林が近づいてきた。
このまま逃げ切れるか?
ダフネ隊長が、そう思ったのも、つかの間。
帝国軍の軍団の集団後方から抜け出し、穢れなきバラ親衛隊に真っ直ぐ向かってくる一団がいるのが見えた。
その一団を見て、ダフネ隊長が心の中で舌打ちをする。
くそ!
流石に、数が少ないとは言え、陣営を突破した一群を見逃すはずが無いか。
しかも、追ってくるあの一団。
あれは…… 重装甲騎兵か!!
重装甲騎兵
それは、騎士だけでなく、馬の前面さえも鎖帷子などの装甲で武装した騎兵だ。
矢を弾き剣を受けつけない程の、重装甲を馬と騎士がまとい、そして、手には馬上槍を装備する。
重装甲の騎兵を並べ馬上槍を突き出しながら敢行する突撃は、もともと強力な騎兵突撃の攻撃力を更に増大させたモノとなり、行く手の敵をすべて打ち崩し、踏み潰し、破壊しつくす。
戦場において、その攻撃力は、ほぼ最強だ。
その重装甲騎兵が、約120騎。
左斜め後ろの方向から、猛然と追いすがってくる。
本来なら軽装な穢れなきバラ親衛隊の馬達の方が足が速いはずだ。
だが、馬でも、人でもそうだが、限界に近い最高疾走は数十秒行うだけで、あっという間に疲労する。帝国軍の前を全力で走り続けてきた馬達は、疲労が蓄積し、明らかに速度が落ちてきてしまっていた。
徐々に距離が詰まってくる。逃げ切れない。
くらえ!
勇一が、電動バギーから体を乗り出すようにして、追いすがる重装甲騎兵に向けて光の筋を掃射する。
いく筋もの、光の筋が走る。
だが、疾走する電動バギーから、無理な体勢で斜め後方へ向けて撃つ射撃は、どうしても精度を欠く。
しかも、今まで戦ってきた軽装な騎士なら光の筋をかすらせるだけでも身体にダメージを与え、転倒を誘発できた。それに比べて、前面を重装甲で守られた重装甲騎兵は、光の筋がかする程度では、殆どダメージを与える事ができず、正確に急所となる部分に命中させないと、その進軍を止めることが出来ない。
くそ! うまく敵の数を減らすことが出来ない!
勇一が重装甲騎兵の最前線の十騎程を減らす間に、距離は半分くらいまで詰められてしまった。
さらに、敵の指揮官が指示を出す。
すると、重装甲騎兵の軍勢は、するすると二つの軍勢へと分かれていった。
一軍は穢れなきバラ親衛隊の真後ろへ周りこむ。後ろから追いすがるように襲ってくるようだ。
そして、もう一軍は、大きく迂回する動きを見せる。
その動きから、敵が、親衛隊の一団の真横へ対して突撃を敢行しようとしているのが解った。
動きを見て、すぐさま判断した勇一が叫ぶ。
「後ろから来る敵は、俺達が対応する!」
真横からの突撃の方が、スピードが乗る分、破壊力が有る。
だが、馬上で剣を使う騎士は、後ろからの攻撃に対して反撃が非常に難しく、とても脆いのだ。
その為、後ろからの攻撃をまともに喰らうほうが全滅の危険が高い。
勇一が、最近の戦闘経験でその事を理解しているからこその判断だった。
電動バギーの速度をおとし、親衛隊の一番後ろへと移動する。
勇一は、シートから一度立ち上がり、電動バギーのヘリに箱乗りする様にして座る。
体を完全に車から体を出す格好をして、後方の重装甲騎兵の集団に向けて光の筋を撃ちまくる。
ダフネ隊長がそんな勇一へと叫ぶ。
「すまぬが、そっちは任せる!」
さて、後ろは名無き者に任せれば、何とかしてくれるだろう。
問題は、左からの突撃だな。
左の方面に視線をおくる。
大きく迂回した重装甲騎兵の一団が、穢れなきバラ親衛隊の一団に対して、真横から突撃を敢行しようと、向きを変えているのが見えた。
此方に向けられた、重装甲騎兵の構える馬上槍の先が、太陽の光を浴びて、ギラリと鈍く光る。
今の我々に、あの突撃を完全に止めるだけの、兵数も力も無い。
ならば……、姫の乗る馬車だけでも、守るのみ!
その為ならば、我らバラはこの身を差しだし、茨の壁にもなろうぞ!
ダフネ隊長は、決断をくだす。
「クワイ。馬車をなるべく右に寄せろ!
穢れなきバラ親衛隊! 全騎 馬車の左へ!」
ダフネ隊長の下した命令が、何を意味するか、親衛隊の全員が、すぐさま理解した。
それは、重装甲騎兵に突撃に対して、親衛隊員が、茨の壁、いや、
肉の壁となって、姫を守れと言うことだ。
だが、もちろん誰も文句など言わない
命じられたままに、穢れなきバラ親衛隊の全騎が馬車の左へと移動する。
「いいか、前方に林が見える。あそこへ逃げ込めば何とかなるはずだ。
それまで、己の命を掛けて、姫の馬車を守りぬけ!!」
ダフネの冷酷なまでの命令が響く。
だが、すでに言われるまでもなく、皆、命を掛けるつもりだ。
もう雛鳥達すらも、今は泣き言の一つも言わない。
それどころか、全騎が移動するなか、隊列の一番左端へと、エッダが自ら進んで移動した。
一番、左端。
そこは重装甲騎兵の突撃をまともに喰らう位置である。
白亜宮の防衛戦において、恐怖で失禁し、一番の醜態を晒した彼女が、自ら進んで一番危険な位置へと進み出たのだ。
まだ幼い少年のように見えるエッダは、唇をきゅっとかみ締めて、死の恐怖を押さえ込む。
その瞳は、決意に溢れ、まったく揺るぎが無い。
自分を晒した醜態を、挽回する為。
そして、ついさっき
『経験浅い貴方には、殿なんて無理よ。かわりなさい』
そう言って、自分と交代してくれたロルダグルク先輩に報いるために。
特別な命令が無い場合、親衛隊の隊列は序列順に並ぶ。そして、同序列の場合は、年齢順に並ぶ。
雛鳥の中では、赤い髪のアンディーと、黒髪の美少女カミラが14歳。クルクル巻き毛のフレヤとエッダが13歳だった。
さらにわずかな誕生日の差でエッダが一番年下で、本来なら一番後列を彼女が努めるはずであった。
だが、ロルダグルクが変わってくれていたのだ。
そのせいでロルダグルク先輩はボロボロに傷ついてしまった。
いや、先輩だからこそボロボロに傷つくだけで済んだんだ。
私が殿だったら、間違いなく死んでた。
そう。
私は、白亜宮の時と合わせて、短い間に二度も先輩に命を救ってもらってるんだ。
そのロルダグルクは、回復薬だけでは全身の傷を治しきれず、殆ど意識が無い状態で馬にしがみ付いている。
今度は、私が、先輩の盾になる。
その視線の先には、重装甲騎兵の一団の指揮官が、突撃を命令すべく、手を挙げているのが見えた。
あの右手が、下ろされると同時に、敵が突撃してくる。
一番左端でエッダは静かに決意を固め、剣を抜き、左から迫る重装甲騎兵の一団を睨みつけた。
くそ!
なんとか後方の敵をやっつけて、左の敵にも対応しないと!
最後尾では、必死になって勇一が、後方の重装甲騎兵へ向けて光の筋を放つ。
勇一は、今の所までは、遠距離攻撃方法を持たぬ重装甲騎兵を一方的に攻撃していた。かなりの数の敵騎兵を打ち倒したものの、まだ、半数以上が残ってしまっている。
それでいて、距離はもう殆ど残っていない。
後方の重装甲騎兵の一団が、やや横に広がり、後方だけでなく左右から包み込むように電動バギーに迫る。
ヒュンヒュン
空気を切る音が鳴る。ディケーネの操る光の剣が空を切り裂く。
重装甲騎兵の装甲を軽々と切り裂かれ、敵の肉片と血が飛び散っていく。
勇一も、さらに引き金を引きまくり、近距離から、敵を次々と貫いていく。
早く! 早く! 一秒でも早く!
こっちの敵を全滅させて、左側に行かないと!
気持ちだけが焦る。
だが、もう間に合わない。
「突撃!!!」
左の一団の指揮官の手が振り下ろされた。
『『『ウゥーーラァーー!!!!』』』
重装甲騎兵が唸り声を上げ、一気に加速する。
地響きと共に、重装甲騎兵が迫る。
敵の突撃してくる様を見て、エッダは思わず眼をつぶりそうになる。
いや、駄目だ。
しっかり見ろ。そして最初の一撃をかわし、敵の懐に飛び込むんだ。
だが、それ程上手くは行かない。
先頭の敵が構える何本もの馬上槍が、エッダに迫る。
避ける隙間など有ろうはずもない。
駄目だ。
エッダは覆わず、眼をつむってしまう。
馬上槍がエッダの体に突き刺さろうとした。
その瞬間。
前方の林から、何かが飛び出してきた。
「ははっははははははっははっはっはははは はっははっはっっはははっはは!!
愚かで、矮小で、非力で、 遅鈍な帝国兵よ!
高貴で美しいこの私、アマウリ・デ・オリベーラの、強大なる鉄槌をくらいなさい!!」
魅惑の魔法使いアマウリの高笑いが、鳴り響く中。
彼の運転する装甲指揮車が、重装甲騎兵に突っ込んだ。
重装甲騎兵が身に着ける装甲など、まるで紙のように物ともせず、装甲指揮車の巨体が吹き飛ばし、砕き、踏み潰す。
横殴りするように突っ込んだ装甲指揮車はそのまま一度重装甲騎兵の集団を突き抜けた。
ウオりゃぁああああああ!
アマウリが、下品な叫び声と共に、ハンドルを思いっきり切り強大な車体をスライドターンさせる。
「さあぁ、もう一撃。我が鉄槌を喰らいなさい!!」
アクセルを踏み込み、再度、まったく躊躇なく重装甲騎兵の集団に突撃を食らわした。
彼は、まるで精神世界で変身していた時のようにノリノリだ。
元の世界でもハンドルを握ると、本性がむき出しになる人間がいるが、どうやら彼もそのタイプの人間らしい。
更に、敵を打ち破る強大な力の感覚が、絶対の強者が弱者をいたぶる快感が、彼を高揚させている。
高笑いをあげながら、帝国兵を次々にひき殺していく。
元々自衛隊に所属する人工知能登搭載型ドローンである『タツタ』は、攻撃目標を明確にした"攻撃命令"を受けない限り、最低限の回避運動しかできない。
またアマウリは、装甲指揮車の使用者権限が有るが、ドローン『タツタ』に対する権限は一切持っていない。その為、タツタに自動運転や攻撃を命令する事ができないのだった。
結果として、ウラノスで帝国兵に囲まれてから、ここにいたるまで、ずっとアマウリが装甲指揮車を直接運転してきているのだった。
ちなみに、アマウリは、ここへ来る途中で、行く手を防ごうとした帝国兵はもちろん、邪魔になるウラノス防衛兵や、逃げ惑う市民すらも、その圧倒的な力で吹き飛ばし引き千切り、躊躇なく踏み殺して来ている。
今の彼を止めることが出来る者など、どこにもいないのだ。
「はっはははっはっはははは
私の鉄槌の前には、すべての人が、ゴミ、チリ、ムシのようですね!
最高です! 最高ですよ!! 死になさい! つぶれなさい!
逃げ惑いなさい!! 死の恐怖を味わいなさい!!!」
何度も何度も、執拗に、重装甲騎兵の集団に繰り返し体当たりを喰らわして、敵を切り裂いていく。
「今のうちだ! 前方の林に逃げ込め!」
ダフネ隊長の命令の元、穢れなきバラ親衛隊と姫様を乗せた馬車は、無事に林へと逃げ込んだ。
――――――
林の中。
その中を、ひた走る穢れなきバラ親衛隊の一団。
後ろから、電動バギーと装甲指揮車も追いついてきた。
帝国軍の追手は、影も形も無い。無事に逃げ切ったようだ。
勇一が電動バギーを装甲指揮車の運転席に近づけて話しかけた。
「良いタイミングで援護してくれて助かりました、アマウリさん。
有難うございます。」
帝国兵を心ゆくまで踏み潰し、すっかり満足したアマウリは、いつもの柔らかい微笑を浮かべながら答える。
「いえいえ、ユーイチ殿。
助けたのは私というより、この"鉄の箱舟"の力ですからね。礼には及びませんよ」
そこへ、ダフネ隊長も、馬を寄せてきた。
「あなたが魔法使いのアマウリ殿か。顔を合わすのは始めてだな。
改めて名乗らせてもらう。私が親衛隊隊長のダフネ・ド・コスターだ。
先ほどの助力、いたみいる。本当に感謝の言葉もない」
「改めて、始めまして。私がアマウリ・デ・オリベーラです。
どうぞこれから宜しくお願いします。
先ほどの件ですが、感謝の言葉なんて、必要ありませんよ。
私は、私の正義に乗っとって、するべき事をしたまでです」
正義ねえ。
ダフネ隊長は心の中で、せせら笑う。
さきほどの攻撃で、助かったのは確かに事実だ。
だが、逃げ惑う敵騎兵を、必要以上に執拗に追いかけ踏み潰す所も目撃している。
そのアマウリの行動に、一般的な騎士が持つ"騎士道"や、まして"正義"など、欠片も感じられなかった。
運転席で高笑いするアマウリの姿を実際に見た訳ではないが、その姿を想像するのは容易い。
だがダフネ隊長は、そんな思いははもちろん心の中だけに推しとどめて、口ではまったく別の事を発した。
「しかし、それにしても、この"鉄の箱舟"はすごいな。
これがあれば、帝国軍がどれだけ来ようが撃退できるんじゃないか?」
「無理ですよ」
「無理でしょうね」
ダフネ隊長の言葉に、間髪いれずに勇一とアマウリが、ほぼ同時に答える。
アマウリが手の平をかざし、『どうぞ、お譲りします』と言った感じのポーズをとった。
即された勇一が、言葉を続ける。
「例えば大きな穴とか掘られて、そこに落とされてしまったら、結構簡単に無力化されてしまうんです。
あくまで今回は、相手が装甲指揮車の存在を知らなかったからこそ、あんなに無双できたんですよ」
レーザー小銃だって、すぐに対抗策を講じてきた。
装甲指揮車にだって、すぐさま対抗策を講じてくるだろう。
正直、今、勇一達のもつ手札の中で、装甲指揮車はもっとも攻撃力のある最大の手札だ。
その切り札とも言える最大の手札を、いきなり初手で使ってしまったのだ。
敵の攻撃は更に厳しくなっていくだろう。
「ふむ、なるほどな。
それでも、今回はこの鉄の箱舟の御蔭で一人の死者も出さず、王都を脱出できた。
本当に感謝の言葉も出ないくらいだよ」
正直、半数くらいは死ぬだろうと、覚悟してたからな。
ダフネは内心でそう思ったが、最後の部分はあえて口には出さない。
どっちにしても、まだ、この先も危険が待ちうけている。
今回はなんとか全員生き残ったが、実際の所この先、いったい何人が、生き残る事ができるだろうか。
そして、本当に無事に姫様を安全な所まで、護り通すことができるのだろうか……
「大丈夫です。俺が、かならず姫様を護ります」
いきなり勇一が、そんな言ったので、ダフネ隊長は眼を見開いて驚く。
それから苦笑しながら言った。
「ユーイチ殿、すまぬが魔法で心を読んだりするのは止めてくれよ」
「俺には、そんな魔法は仕えませんよ」
「そうなのか?
まあ、とにかく、ユーイチ殿。ちょうどいいから、先に言っておく。
もし私に何かあったら、姫様を頼むぞ」
そんなダフネ隊長の言葉に、勇一がもう一度、力強く、断言するように言い放った。
「はい。俺が、かならず護ります」
「○○・・・☆ギャ◇жЭ・*!!」
意味の解らない言葉が、急に投げかけられる。
その方向に眼をやると装甲指揮車のハッチを開けて、ぐーちゃんとクロが顔をだし、勇一に向かって手を振っていた。
彼女達も、問題ないようだ。
「さて、それじゃあ、予定どうり南をめざしましょう!」
勇一の言葉に、全員が頷いた。
勇一と、ディケーネとニエスとタツタ
アマウリと、ぐーちゃんとクロ
そして、姫様と穢れなきバラ親衛隊の13人。
総勢18人と1匹と1機が、南を向けてひた走る。
南の地を目指す、長い長い旅路は
まだ始まったばかりだった。
三章終了となります。
ここまで読んで下さった皆様、本当に有り難う御座いました。
今回は旅立つ部分で終わっているためラストは、あっさりしています。
ですが、三章が終わり、味方陣営の主要人物もやっとほぼ出そろいましたし、敵である"奴ら"の正体も判明いたしました。
そしてそして、やっと勇一も少しだけ主人公として成長しました。
もちろん最初の構想時より、この異世界スクワッドは、勇一にとっての成り上がりの物語であると同時に、勇一の成長の物語も書きたいと思っております。ですが、なかなか話が進まず、勇一は主人公でありながら多くの方々の感想で、色々とネガティブな意見を頂いてしまっていました。
筆者としては先の展開を説明する訳にもいかず、中々とモヤモヤとしておりましたが、やっと少しだけですが成長する部分を書けて、わずかながらですが安心しております。
これからも勇一の成長していきますので、もし宜しければその点も楽しみにして頂けると嬉しいです。
また他のキャラ、特に屑っぽいキャラ達も、今後色々と変化がありますので、楽しみにしてください。
四章からは、大きく物語が動いていきますので、是非これからも『異世界スクワッド』を宜しくお願いたします。
次回、及び、次々回の投稿話の題名は下記になります。
『幕間 三人《前編》』
『幕間 三人《後編》』
4月末~GW期間投稿予定ですので、宜しくお願いいたします・
また別途、新連載も宜しくお願いします。
異世界殺戮バトルロイヤル 《転移者100人、生き残るのは1人だけ》
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