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叙情的な恋

作者: Rosarinka

若くいたいけな二人は恋に身を焦がしていた。

誰にも祝福されなくとも構わない。ただこの想いのままに二人の世界に居たかった。

彼の背中、腕が、初めて自分を守ってくれるものと信じた。

二人の世界に誰も足を踏み入れてほしくなかった。

大人の穢れた手を向けられ沸き上がる嫌悪感に振り払った。

そして掴んだ彼の手は温かくて大きくて、私の涙も受け止めた。

彼も泣いていたの

二人でどこまでも遠くへ行きたい。

永遠は人の心が創るの

永遠は強い気持ちが創るの

永遠は完成しないの

永遠故に

それでも信じている


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