私の最後
普通に就職。
これがどれだけ難しいことなのか今どきの人たちはわかっているのだろうか?
答えは否だと私は思う。
いざ、就活!そんな時期にならないと就職がどれだけ難しいのか理解するだろう。
まぁ、そんなことでは遅いんだろうけれど。
正直、私はフリーターでもいいと思う。
だって何もしない親のすねかじりの屑な人間のニートよりは幾分、いや大いにマシだろう。
そんな屑な人間である兄を持った私は幸か不幸かニートにだけはならないように勉強も運動も人間関係も頑張ってきた。
いくら私でも努力した分だけ報われるなんて思ってもいない。
というよりも、そんな馬鹿なことを思っている人間は平和ボケした偽善者決定だ。
報われたいのなら効率を重視するのが一番だというのが私の持論。
勉強なんて要点を簡単に覚えてそれに合った問題を何回か反復すればいい。
運動なら無駄に頑張るんじゃなくてポイントを絞って一日に一時間程度反復練習ればいい。
反復と言っても私の場合は筋トレ30回づつなんて軽いものだったけれど。
何事も要点を絞って反復するのが一番だ。
よく言えば、優等生や善人といったところだろう。
悪く言えば、八方美人や中途半端なんてところだ。
と、私流効率よく生きる人生なんてものを考えてみたのはいいけど。
この状況で考えることじゃない気がする。
え?どういう状況かって?
要点と結論を言うと女子に嫉妬されて屋上でいじめられてます。
本当に女子って怖いよね。
特に盛った思春期高校生とかね?
「ねぇ?ちゃんときいてるぅ?」
あらら、ごめんなさいね。
今は人生の振り返りで結構脳だけが忙しいの。
「レイナぁ、こいつどぅすんのぉ?」
すいません。
聞き取りにくいので小文字使うのは遠慮していただきたいのですが。
そういう小文字を使うキモイ女子のことを世間ではぶりっ子っていうんだよね?
ね?
「なんかぁ喋ったらどぅなのぉ?このクソビッチが!」
ーガンッ!!!
いったー。
腹部にキックは駄目でしょう。
どっかの雑誌で私、見たんだからね?
腹部へのキックは骨が折れることがあるので気を付けましょうって。
だからさ、危険があったんだし反抗しても正当防衛だよね?
あ、こういうこと考えるからクソビッチなんて呼ばれるのかなーなんてね。
ーゴン!
「貴方たち、そろそろいい加減にしないと私でもキレるよ?」
「はぁ?やれるもんならやってみなよぉ?もちろん、あいつらとねっ!」
「レイナちゃん、呼ぶの遅くねーか?途中で我慢できなくなりそうだったじゃねーか」
「そーそ。この巨乳を犯せると思ったら我慢できねーよ。早速ヤろーぜ」
うえ。最悪だわ。
てかね?この子たちはさ大きな勘違いをしているわけね?
いじめっていうのはいじめられているほうが自己防衛を必死にするから成り立つわけよ。
ならさ、私みたいに今すぐに人生終了しても構わないって人をいじめるとどうなると思う?
答えはね?
死なれて、警察が来て、後ろ指差されながら生きていくことになるんだよ?
だから、いじめられている人って自殺するんだよ。
自殺っていうのは復讐の最終手段なんだよ。
私はさ、別に復讐したいわけじゃないけど死んでも不自然じゃないきっかけに死ぬのが目標だったわけ。
だからその目標をいま果たすの。
「人生なんてクソくらえなんだよ?頭の悪いビッチども。」
ーこれが、私の最後。
早乙女巫女の最後。