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第8話 彼女の手料理

第8話でのサミュエルは佐山サミュエルを

指します。

少女はある小屋の中で立ち止まり

後ろを振り返った。


「サミュエルさん、

ここが私の家です。

どうぞお入り下さい亅


そういうと俺を招き入れるように

手をとった。


手を繋いだまま案内されると

小屋の奥にある部屋につく。


鍋などの調理器具、

丸太で作られた椅子やテーブルがある。


「こちらで座って待ってて下さいね亅


そういうと少女はテーブルの前に

座らせて向こうへ行った。


しかし、俺は今彼女の隣に立っている。


「さ、サミュエルさん!?亅


「何か手伝うことはあるか?亅


少し考えている様子だったが

少女はある頼みごとをしてくれた。


「薪を切ってきていただけますか?亅


そういうわけで斧を持ってせっせと

丸太を割って薪をつくっているわけである。


「終わりましたよー。亅


「!?亅


テーブルには見事な料理が

綺麗に並べられている。


「えっ、ちょこれ

どうなってんの!?亅


「どうしましたか?亅


「これつ、作ったんだよね?亅


「はい、そうです。

何か苦手なものとかありました!?亅


「いえ、とんでもない!!

あまりに凄いご馳走だったから

少し、いやかなり驚いただけです!!!亅


「そうですか?

いつもこんな感じですけど・・?亅


「(マジか!!

いつもこんな料理してるのか!

見た目と匂いで

もう凄いお腹が減ってきた!!

というかこの娘に嫁ぎたい!!)亅


「い、いただきます!!亅


早速スープを飲んでみる。

・・・。

う、美味い!!

なんか一瞬味覚を

超越してたような気がする!!

舌が味を伝えきれない感じで後からくる!

もうね、美味いとかそういう次元じゃ

ないかもしれない!!

この娘は何者なんだ・・・・。


あまりの美味しさに感激していると

どうやら少し意識が体から

飛んでいたらしい。


「大丈夫ですか!! ?

こ、これを飲んで下さい!!亅


「(ごくんごくん)ごふっ!亅


「す、すみません。

気にしないでください!!

そ、それと料理美味しく

なかったですよね?!

ごめんなさい!亅


少女は謝り、

慌ただしく溢れた水を

タオルで拭き取った。



「(そんな・・・)お、美味しすぎる亅


少女の耳が少し傾いた。


「そ、そうですか!?

う、嬉しいです。ありがとうございます亅


少し俯いて恥ずかしそうに、

照れ隠しをする少女はとても可愛らしい。

もうそれは本当に天使のように。


それからもぐもぐと一心不乱に

食事を続けている。


「あの、サミュエルさん!

改めて先ほどは助けていただきまして

ありがとうございました!亅


「い、いやこちらこそありがとうね。

こんなに美味しい料理

食べたことがないよ。

ほんとにありがとう亅


「あ、ありがとうございます・・。亅


再び俯く少女。

やはり可愛い。


「と、ところでサミュエルさんは

森の中で何をしていらしたのですか?亅


「そうだなー、ちょっとお腹が減っていて

狩りをしようと思ってたんだよね。亅


「狩り、ですか亅


「そうだよ。

そこで獲物を探し歩いているときに

たまたま見つけたんだよ。

まあただの通りすがりもいいところかな亅


「サミュエルさんは旅人なのですか?亅


「そんなところかな?

自分でもよく分からないけどね亅


「そう、ですか亅


少女は少し考え込んでいたが

またすぐに食事を続け始めた。


サミュエルはそんな少女を気にすることなく

口元にスプーンを忙しなく運んでいる。


二人とも食事を終える頃には

すっかりお腹がいっぱいになっていた。


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