表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/24

第7話 不可解な第二試験

第7話での佐山は

サミュエル佐山を指します。

佐山は驚愕していた。

あまりの出来事に言葉を発することもなく

ただある字面を追っていた。


診断不能_______


少しして我に帰ると、

彼女に質問を投げかける。


「こ、これはどういうことでしょうか?亅


「そうね、私にも分からないわ。

ただ確かなことはそこにあることよ。亅


彼女は割と無情にも平然とした態度で

答えた。


そして告げる。


「結果はともかく一次試験はこれで

終わりよ。あなたには二次試験があるわ。

今すぐ受けてもらうわよ。亅


そういって彼女が取り出したのは

先程の腕輪とは違う別の腕輪だった。


釈然としない結果に納得がいかなかったが、

二次試験を受ければ何かしら

変わるかもしれない。

そんな微かな希望を抱いて

佐山はそれらを受け取り再び装着する。


「わかりました。亅


「ええ、では部屋の奥にあるあの装置に

立ってもらえるかしら。亅


確かに奥に進むと人1人が入るのに

十分な高さをもつ機械が何台かある。


「一番左のに入りました亅


すると機械が突然動きだし、

緑色の光が視界を覆った。


__________________________________


結局また試験内容を聞けなかったことに

気付いた。


「ま、まただ・・・。

ところでここはどこだ?亅


周りを見渡すと

工場とでも言えばいいのだろうか

積み上げられた正方形のそれらが

正面を残して囲っている。

佐山はこの場所にただ1人立っていた。

人影は見当たらないが音がする。


音のする方に進もうとすると

腕輪が急に光った。


「何だ!?亅


思わずそう口にすると

顔が腕輪に向く。

そこには電子パネルが展開されていた。


「っつ!?亅


勝手に起動したその

画面をみると何やら説明書きがある。


第二試験概要ーーーーー

この試験は一次試験において

みなされた能力、及び特性に基づく。

サポートとして電子ナビゲータ(キャロ)を

遣わせる。


個人試験内容ーーーーー

到達目標:自身の能力、特性の主観的認識

クリア程度:なし。


「・・・。

どうやってクリアするのこれ!?

試験として成り立ってないよ!!亅


「どうやらプログラムが

あなたに適正検査を投げたようですね亅


「お、おお!?

キャロさんですか!?亅


思わず敬語になってしまった。

しかし意にも介さずキャロは続ける。


「あなたの課題はとても抽象的ですけど

仕方がありません。

試験は既に開始されています。

早速取りかかりましょう亅


「と、取りかかりましょう、って

何をすればいいのかわからないよ!?

もっと試験は具体的なものじゃないと

試験にならないんじゃないの!?亅


「申し訳ありません。

ですがクリアしなくては戻ることが

出来ませんので。亅


「そ、そうだね・・・。亅


軽く諦めの境地に達したため

そういうと頷いた。


_______________________________


「例外が起こってるわね亅


彼女はモニターに目を走らせる。

そこには佐山が電子サポートの

キャロとの会話の様子が映っていた。


しかし一向に動く気配はなく人もいない。


「どういうことかしら亅


腕輪に繋がれた回線に取り入って

直接佐山にコンタクトを試みる。


「何者かが私たちにコンタクト要求を

しています。

コードは試験関係者のものですが

如何致しますか?亅


キャロが佐山に伝えると、

すぐさまOKを出した。


「 佐山くん、

そちらの状況はどうなっているの?

少し教えて貰えるかしら?亅


「 えぇっと、さっきの試験関係者の人

ですよね。

今あまりにも課題でない課題に

困っているんですけど・・。亅


「そうよ。

課題でない課題とは何?

詳しく教えて貰えるかしら?亅


「そっちで検査をしてもらった時に

診断不能でしたよね亅


「そうね亅


「その結果をもう一度自分に

出してほしいみたいなのですけど

課題が能力、特性の認識という

曖昧なものでして亅


「そ、そう。

(そんなこと聞いたことはないわ。

でもあの子は確かにプログラムが

人に任せる、と)

その課題はあまりにも雑ね。

こっちから無理矢理帰還してもらうことも

できるけどあなたはそのまま続ける?亅


「い、いえ、戻らせてもらいます。

よろしくお願いします。亅


気づけば電子パネルは閉じ

キャロはいなくなっていた。

同時にやたら明るい緑の光に

再び包まれることとなる。


「(一体なんなんだ・・・・)亅



光の中で目を閉じた佐山は1人

やっつけな思案をしていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ