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頼庵のエッセイ集

いやいや!! そんなつもり全く無いっスよ!!

作者: 藤谷 K介(武 頼庵)


 いつもお立ち寄り頂きありがとうございます!!

 

 ご存じの方もおられると思いますけど、昨年末にころにゃに羅患しましてですね、新年あけても未だに咳が止まらずという状況の中なのですけど、ようやく体調も良くなってきたので、出来る事をしようと動き始めています。


 年末に出来なかった掃除などもしたいんですけど埃がねぇ……。(^▽^;)


 と、そんな事は置いときまして、今回のお話のテーマですが、『自分ではそんなつもりは全くないよ!!』という事を感じたお話になります。


 お時間やお暇なときにでもお立ち寄り頂けると嬉しいです。



 さて、前述の通りにですね年末にころにゃを発症しまして寝て過ごしていたわけなのですけど、年を越すか越さないかという頃になってようやく熱もおさまってきて、買い物をしなくちゃ食べ物も飲み物も全くないという状況になりまして、普段着に更に厚手のパーカーを着込み、その上にダウンコートを羽織りまして、頭にニット帽を装着、そして他人に配慮してマスクを二重にして眼鏡をかけ、夜中の町へと出掛けました。


 時間的にはそうですね……確か23時ちょっと過ぎでしたか……。


 実の所ですね、私が住んでいる場所の周辺には、田舎には珍しくコンビニが距離を置かずに有るという場所でして、片道歩いて5分圏内に2軒あるんですよ。

 もちろん同じ会社のではないですけど、好み的にはいつも同じお店を利用しています。


 そんなわけで、いつもと同じようにてくてくと歩いて向かうんですけど、年末であったという事で、まばらにではありますが夜中だというのに結構な人の流れや自動車の流れが有ったんですよね。


 忘年会や色々な催しなどもやっている時期なので、まぁそこには驚きませんでしたけど、いつも行っているコンビニにかなりの人出が有った事には驚きました。


 まぁ今回のお話はその時の人出にも関係あるお話なのですけどね……。



 いつもはそこまで人が居ないはずのコンビニに、結構な数の方がいらっしゃってですね、見た感じで、その方々の年齢層が若い事が分ったんですよ。

 というかその前にコンビニに入る前の駐車場に停まっている車を見て想像はしてました。


 都会や繁華街ではどうか分からないんですけど、私の住んでいる場所柄ですね、所謂『ヤン車』ってのが未だに見ることが出来るんですよ。

 世間ではころにゃの外出規制も薄まり、年末という事も相まってそういう方々もまた勢いよく(笑)なるのは気持ち的にわかります。


 私はですね、若い頃にそういう『やんちゃ』な方々と交流していた事もあって、苦手というかそもそも気にしてないんですよそういう方々の事。


 なので普通に店内に入って行ったんですけど、そんな時間に一人で入って来る着太りなおっさん。

 注目されないわけがないのですよね(笑)


 見られている事は分かっていたんですけど、気にせずに必要なものをかごに片っ端から放り込みつつ店内をウロウロしてたんですよ。するとですね、とあるグループで楽しそうに話していた方とチラッと、本当にチラッとだけ目が合ったんですよね。


 まぁそうなるとどうなるかお判りでしょう? (笑)


「おいおっさん!!」

「はぁ?」

「お前だよおっさん!! 今見てただろ? 何か文句でもあるんか?」

「…………」

 そんな事を言いながら私に近づいて来る。


「何とか言えよおっさん!! あ、そっか!! 俺にビビってんのか!?」

「だっせぇ!!」

「なら喧嘩売ってくんなよな!!」

 などと一緒にいる方々も笑うわけですけど、その中で2人だけ全く無反応な人が居たんですよね。


「おいバカやめろ!!」

「あん? なに言ってんだお前?」

「このおっさんがケンカ売ってきたんだろがヨ!!」

「す、すみません……」

 そう言いながらもその黙っていた人とお仲間が、私を挟んで私にからもうとする人とそれを止めようとする人とに分かれて言い合いになり始めたんですよ。


「す、すみません頼庵さんこいつらにはちゃんと言いますので……」

「ん? あぁ……〇〇か。別に気にしてないからいいよ? 元気だね君達は」

「いやぁそんなこと無いっすよ……」

 なんて言いながら俺に謝る2人。私はその二人に後の事を任せるように、肩をポンと一叩きしてまた店の中を回り始めました。


 そして少しばかりの時間を過ごしてコンビニで会計をすまし、お店を出て帰ろうとしていたら、私に謝ってきた2人とお仲間が駐車場に停まっていた車の前で立ってました。


「す、すみませんでした。ちょっと酔っぱらってるみたいで……」

「気にしてないよ。年末だしね。それにしても良い先輩になったんじゃない?」

「あはははは……。勘弁してくださいよ」

「じゃぁまたね!!」

「はい!! お気をつけていい年越しを!!」

 そう言いながらその場の皆で見送ってくれました。


 え? 私は何者だって? いやいやただの文学好きなおっさんですよ?

 ただですね、その私に謝ってきた2人というのが実は若い時から知っているスポーツ関係の後輩だったのですよ(笑)


 絡んできたのはその後輩の後輩なわけで、私とは全く面識がなかったというわけです。2人は私に気が付いて『まずい!!』と思ったんじゃないですかね(笑)


 そりゃやんちゃしていた人達をまとめ上げてチームの監督をしていた私の事を知ってますからね、その2人は。


 そんなわけで無事に難なく帰ることが出来たわけなのですけど、話はこれだけじゃないんですよ(笑)



 そのまままた一人で帰っているとですね、自分の前に一人の女性らしき髪の長い人が歩いてまして、その人の後を追う形になったんです。


 私は住んでいる場所が近いのでそこまで急いでない訳ですけど、私が歩くたびに自分の足音じゃ無いものが付いて来てると気が付いたんでしょうね、突然目の前を歩いていた方が振り返ってキッ!! と私をひと睨みしたと思ったら早足になってすたすたと歩き出したんですよ。


 こうなるとですね、病後で頭の回りが鈍くなっている私でも気が付きますよ。


――あ……変な誤解しちゃったかな?

 とね。


 その後も私が後を追う形になったんですけど、前を歩く女性が目的地に着く前にですね、私が自分の住んでいる場所へと到着することになったので、何かあったわけじゃないんですけど、時間的に飲み帰りだったんでしょうか、それとも逆に出勤だったのかは分からないんですけど、下手に誤解を生みかねないなと思った出来事でした。




 今回のお話は、前半も後半も『そんなつもり全く無いっスよ!!』と思ったお話でした。


 今回のお話はここまで。

 お読み頂きありがとうございます。

 


 


お読み頂いた皆様に感謝を!!


 まぁそういう事もありますよね(笑)

 地元に長くいると、それ相応の縦の繋がりが知らない間に出来上がってるモノですよ(^▽^;)

 

 そんな今回のお話でした。

 夜中に一人で出歩く時はご注意を(笑)


※このお話の中で出てくる『チーム』とは、スポーツのチームです。誤解無きように(笑)


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― 新着の感想 ―
[良い点] すごい! マンガみたい! 普通に小説の読み物として読んでしまいました(笑) 冷静沈着な藤谷様、さすがすぎです! その場面、リアルで見たかった~~~!!
[良い点] 小説やエッセイが何本か書けそうなネタ満載の豪華なコンビニ回でしたね(´艸`*) 夜道の足音はめっちゃ気になりますから仕方ないですね(;^_^A
[良い点] 緊迫感から緩くなってほっとしました。(*^-^*) [一言] やんちゃしとったんですなあ。
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