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遺書日誌  作者: あやと
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小魚

文字が私はもう大丈夫だと言っている

文章がお前はもう大丈夫だと言っている

僕はもう大丈夫だと

どうしたらいい

僕は 大丈夫が怖い

いっそ苦しいところに居たい

普通が日常が生きるが分からない


砂浜で波に押し退けられる魚みたいだ

ここが陸よ、進化の過程よと

二度と帰れない 呼吸できない

魚みたいだ

魚は幸せを求めるだろうか

僕は被害者になりかけているのだろうか

魚を食べたい

きっとまた味がしないんだろうけど

カニバリズムではない

くだらないな


苦しいところが

日常より苦しくないところ

海が陸よりも楽だなんて

きっとどちらも同じなのに

僕は僕はと止められない

生きたいから死にたい


そんな簡単なことが

僕のこの一年だったんだな

本当に小さいよ

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