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遺書日誌  作者: あやと
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告空文と落とし物

君は僕に言った

「別に会いたくもない」って

君に会いたくて

必死な僕は馬鹿みたいだな

そうだよ もう終わった恋なんだ

分かってる それでも君の

壊れそうな笑顔に惹かれてる


少しずつ変化していくと

いうことを聞きたいんじゃなくて

今のこの感情をただ

誰かに伝えたいだけなんだ


君の好きな物が僕の好きな物になった


完璧じゃなくて良い

綺麗好きでも、わざわざゴミ箱の

中まで整頓はしないだろう

小夜時雨 目を閉じた

冷たい頬に伝う温かさ

何処へ忘れてきたんだろう

失くした自分のピース

コンクリートの上 裸足で

ポツンと落ちてくる 愛情

君の面影は歪んで 泡沫の時

水溜りの温み 境界線

坂の上から 陽炎

水色の花道を歩く 背中

ごめんね はにかむ君 デコピン

さよならまでは 強がろう


マリオネット コバルトブルーの瞳

泥をかぶって 疲れた

マリオネット 引きちぎれた糸を

繋ぎ合わせて 合わせて

マリオネット 滲んだワンピース

あせた色をにぎりしめて

マリオネット 絡みつく黄色い髪

降り頻る空の涙

軋む体に 染み込んだ

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