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遺書日誌  作者: あやと
53/218

金魚フィルム

ー

ー

違和感をこっそり吐き出して

隙間を埋めるように

流し込んだ黒は僕を優しく焼いた

込み上げるように

傷つけるように

笑ったあの人を忘れるために


知ってるんだ僕は見えていないと

だけど消えていく

消えていく感情

破壊を手放したくないんだ


やまない雨を降らせて

枯れた花を踏みつけて

生きることを日々として

だからずっと僕は間違い続ける

ー

ー

忘れてしまったんだな

君の温もりも思いやりも

あの時感じた全てを

綺麗事で固めてしまった


箱の中で死んだ思い

紡いだ言葉も無駄みたいだね

だけどここに残っている

僕がここで守っている

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