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遺書日誌  作者: あやと
48/218

困惑

蜂の巣が遠く感じるのは

思い出だと蓋をしてしまったから

今を受け入れるために

一番大切な部分が死んだ

微かな鼓動 呼吸を見失わないように

必死に守って研ぎ澄ましていた

一番の執着が死んだ

これが彼の言う感情なら

僕は本当にその通りにしてしまいそう

その通りにして 縋っていたい

もう少しもう少しと

死にたくないと殺しそう

どうしたら僕は僕になれるのだろう

死んでしまった僕と

隠して痛めつけるための僕

剥がれ落ちた事にも意味があって

ただそれは不要なのだと

中途半端に揺れ続けるのは

僕が僕を信じ切れないから

転んでばかりの人生を

まだ歩まねばならぬ

明るい曲で救われぬように

暗い所で死にたかった

助けてなんて叫ぶ権利も

本当に失ってしまったな

またボロ雑巾になるまで過ごして

傷ついて悲しんで苦しんで

救われないよう生きてる僕は

本当に救われない

天邪鬼な独りよがり

疲れたよこれからは本当の甘えだ

本当の出来損ない

本当の無能

ほんとうのクズ

僕は

どうしたら人間になれるだろう

どうしたら異質を守れるだろう

どうしたらゴミと言われないだろう

どうしたら息ができるだろう

どうしたって僕は本当を嫌い続ける

嘘ばかりの僕を肯定したくて

切り離すのも壊すのも全て

僕でないと、耐えられない

僕からは壊さないと知ってるから

だから、なんだろうな

貴方を信じないけど、信じさせて

そういうことなんだろう

また望むの死んだからだろう

前なんて決めなくて良い

自由にちゃんと死にたい

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