困惑
ー
ー
蜂の巣が遠く感じるのは
思い出だと蓋をしてしまったから
今を受け入れるために
一番大切な部分が死んだ
微かな鼓動 呼吸を見失わないように
必死に守って研ぎ澄ましていた
一番の執着が死んだ
これが彼の言う感情なら
僕は本当にその通りにしてしまいそう
その通りにして 縋っていたい
もう少しもう少しと
死にたくないと殺しそう
どうしたら僕は僕になれるのだろう
死んでしまった僕と
隠して痛めつけるための僕
剥がれ落ちた事にも意味があって
ただそれは不要なのだと
中途半端に揺れ続けるのは
僕が僕を信じ切れないから
転んでばかりの人生を
まだ歩まねばならぬ
明るい曲で救われぬように
暗い所で死にたかった
助けてなんて叫ぶ権利も
本当に失ってしまったな
またボロ雑巾になるまで過ごして
傷ついて悲しんで苦しんで
救われないよう生きてる僕は
本当に救われない
天邪鬼な独りよがり
疲れたよこれからは本当の甘えだ
本当の出来損ない
本当の無能
ほんとうのクズ
僕は
どうしたら人間になれるだろう
どうしたら異質を守れるだろう
どうしたらゴミと言われないだろう
どうしたら息ができるだろう
どうしたって僕は本当を嫌い続ける
嘘ばかりの僕を肯定したくて
切り離すのも壊すのも全て
僕でないと、耐えられない
僕からは壊さないと知ってるから
だから、なんだろうな
貴方を信じないけど、信じさせて
そういうことなんだろう
また望むの死んだからだろう
前なんて決めなくて良い
自由にちゃんと死にたい