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遺書日誌  作者: あやと
175/218

致命傷/泥濁る新聞紙

貴方を殺す起爆剤

言葉を介した酩酊

混乱に刺さる無常

悲しみを伸す絶望


貴方を殺す起爆剤

私の言葉は着火剤

血走る火花は爽快

残酷な怠惰の産物


貴方を殺す起爆剤

酩酊に乗じた異臭

血走る火花は後悔

懺悔と無の吐瀉物


貴方を殺す起爆剤

書き綴る血肉は私

混沌に満ちた虚構

私と貴方の致命傷



貴方の人生に染み込んだ私はまるで

真っ新な世界に落ちた黒のインクみたい

涙に溶けた雑念を裁く殺伐とした現実

絶望なんて言葉じゃ足りないような

底知れぬ深淵に呑まれていく

悔やんでしまった

私はこの人生を放棄してしまっている

だからどうしたと心に投石する

身を爆ずように波紋が広がる

焦がれて焦がれて焦がれて焦がれて

消し炭になる夢は悲しみを恐れたか

痛い音がする痛い音が聞こえた

心が悲鳴を上げても救いを懇願しても

悪魔に縋り付いても茫然自失に沈んでも

終わらないのがこの一生だから

馬鹿馬鹿しいことこの上なくて

何が悲しくてここに蹲っているのだろう

何が苦しくて血を吐きながら素数を数えて

神に仏に悪魔にメシアに自分に縋る

掻き抱いた心傷も愛した自分も

血みどろになった毎日は幻覚だったのか

妄想か二重人格か人格破綻か何か

分からなくたって時間は私を引き摺り

変わろうとしても心はいつも置いてけぼりだ

救えないのだろうこの心は

やはり私は我儘で自堕落なのだ

汚い汚い悔しい憎い嫌いだ

私なんか早く死ねばいい

死にたくて死にたくて

心だけで死なない自分が気持ち悪い

悍ましい汚物

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