不愉快
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父を恨めない
この尽きない痛みと苦痛を
あの人も抱えているのかもしれない
だけど憎い
奇声をあげてしまう心情も
複雑な心の機微も弱さも分かる
全く同じではないにしろ
似通った痛みは骨身に染みている
逃げる貴方を狡いと思う
逃げられる貴方が嫌いだと思う
逃げる先があってよかったとも思う
心を閉ざさずに済んでよかったと思う
この命に対する不快感も
孤独の中で人知れず常に震える自分の存在も
分かるからこそ何故許されると
嫉妬してしまうけれど安堵していて
私を歪めた貴方を殺したい程憎んでいるのに
何一つ言葉にできない私が一番嫌いだ
共感しても今以上に貴方は私を歪める
苦しいのだ毎日
苦しくておかしくなりそうなのに
おかしくなれたらどれだけ楽だろうかと
貴方を見て、そうでもないだろうと思う
けれど許される貴方を私は本心で軽蔑する
それと同時に私の父はこの人だなと感じる
そして無碍にできず
若き日の貴方に今の私を重ね同情する
そして過去を呪いながら貴方に歪められる
私はなんて滑稽なんだろう
悲しくて悔しくて無気力で焦って
泥沼に自ら沈んでいく
馴染まない
命のなんと気持ち悪いことよ
気持ち悪い苦しいこの命は不愉快だ




