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遺書日誌  作者: あやと
165/218

不愉快

父を恨めない

この尽きない痛みと苦痛を

あの人も抱えているのかもしれない

だけど憎い

奇声をあげてしまう心情も

複雑な心の機微も弱さも分かる

全く同じではないにしろ

似通った痛みは骨身に染みている

逃げる貴方を狡いと思う

逃げられる貴方が嫌いだと思う

逃げる先があってよかったとも思う

心を閉ざさずに済んでよかったと思う

この命に対する不快感も

孤独の中で人知れず常に震える自分の存在も

分かるからこそ何故許されると

嫉妬してしまうけれど安堵していて

私を歪めた貴方を殺したい程憎んでいるのに

何一つ言葉にできない私が一番嫌いだ

共感しても今以上に貴方は私を歪める

苦しいのだ毎日

苦しくておかしくなりそうなのに

おかしくなれたらどれだけ楽だろうかと

貴方を見て、そうでもないだろうと思う

けれど許される貴方を私は本心で軽蔑する

それと同時に私の父はこの人だなと感じる

そして無碍にできず

若き日の貴方に今の私を重ね同情する

そして過去を呪いながら貴方に歪められる

私はなんて滑稽なんだろう

悲しくて悔しくて無気力で焦って

泥沼に自ら沈んでいく

馴染まない

命のなんと気持ち悪いことよ

気持ち悪い苦しいこの命は不愉快だ

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