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砂時計に埋もれる
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もうさよならだな
何気ない会話も写真も
どうでもよくなってきたから
貴方から少しずつ遠ざかって
脈打とうとする心を諭して
残った思いは気配だけ
それもあと少しで失う筈
もう貴方はいらない
私は一人だけど
未来を描くのは貴方とじゃない
貴方じゃない貴方じゃないから
貴方じゃないの貴方じゃない
私を心の底から求めない貴方じゃない
一途に愛してくれない貴方じゃない
貴方じゃないよきっと
だからここまでありがとうさよならだ
どうしてまだ目の縁に映るの
どうして悲しいような気がするの
どうして焦がれるほど想えない今も
貴方に期待してしまっているの
ああきっと私は苦しいんだ
砂の糸に手を伸ばすほど
貴方に縋りたくなるほど
私は追い詰められているんだ
いつものこと変わらない日々
これが私の過去と人生だ
不幸じゃない恵まれていた
何も不自由なこともなく
選択を捻じ曲げ壊し続けた
私の末路だ私の罪だ




