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遺書日誌  作者: あやと
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【しのために】

××××年××月××日


何かを残したくて

描き始めた歌の歌詞

それは段々とメロディを捨てて

言葉になっていった

遺書のような日記のような

心のような逃避のような

これをアートと呼んでいいのだろうか

僕は何か残せるのだろうか

分からないことが沢山だ

もうずっと息を止めていたい

けどいつしか未練になった

ここに描き続けるこれが

誰かに届かないかなと

望んでしまっている

いっそ切り離してしまおうか

でも、まだ

書き足りないよ

到底終わらないこの衝動は

精神から神経へと伝わるだろうか

分からないよ

歌いきれないゴミなのに

大切なんだ、とても

なんかやるせないな

疲れた


いつかこれを歌にしよう

いつか僕が消えたなら

これを遺書日記という本にして

だれかのカタルシスになろう


僕の名は

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