第七部メイン登場人物紹介(キャライラストあり。苦手な方は挿絵非表示でどうぞ)
ティレフ・レルトイン
34歳。バーレン皇国出身。バーレン皇国近衛騎士団長兼槍隊隊長。
槍の腕は近衛騎士団長に選ばれるだけあり申し分無く自由自在に振り回した戦い方をする。
だがプライドの高さが影響し、前に休暇としてバーレンに来ていた槍使いのシャラードに敗北した。
それから最近は魔術が気になっており、シュアの魔術師部隊に所属しているセフリスに興味を持っている。
グラカス・リレデバルド
30歳。シュア王国出身。シュア王国第1騎士団団長。
熱血で直情的。騎士としての礼儀はあまり見られないが、それを補う程の剣の強さを見せる。エリフィルとはどちらが強いかで対立しており、演習の時には本気でやり合う程。
彼の剣技はとにかくシュアの型式を基準にして、パワー重視で攻めて来るスタイル。荒削りではあるが、若いながらに第1騎士団団長を務めるだけあって評価が高い。
バーレンの魔法剣士隊副隊長であるジェクトと、ファルスの将軍ルザロの噂を聞き、同じ騎士として負けられないと日々闘志を燃やしているらしい。
エリフィル・エルフレッド
32歳。シュア王国出身。シュア王国第2騎士団団長。
グラカスとは同期。ただ、彼と違って礼儀はある。グラカスとは剣の腕で対立しており、どっちが上か決着を付けようと思っている。
剣技に関してはグラカスと同じくシュアの型式を基準にしてはいるが、スピード重視の戦い方を見せる。それが余計にグラカスとエリフィルの対立の原因となっているのだとか。
バーレンの剣士隊隊長であるカリフォンとは面識があり、お互いに剣の腕を認め合ったライバル同士。
またファルスの宰相であるカルソンの剣と弓を同時に使いこなす戦闘スタイルに興味を持ち、1度その戦いぶりを見てみたいと思っているらしいが、団長と言う事で忙しく見に行きたくても見に行けないらしい。
メリラ・サーリュヴェル
33歳。シュア王国出身。シュア王国第3騎士団団長。
新団長として抜擢された若き女性。魔法剣士として活躍し、バスタードソードを振り回すパワータイプの騎士。また魔術に関してもアーロスやセフリスからもお墨付きを貰う程の威力と詠唱スピードを誇る。
が、それ故に自分の能力を過信しがち。
更に第3騎士団は近衛騎士団として憧れの的でもあるが、メリラはそれを鼻にかけて他の騎士団を馬鹿にしている。ファルスのテトティスとバーレンのアイリーナとはライバル関係。
ロクウィン・バラルラック
(イラスト:うっしー氏)
31歳。シュア王国出身。シュア王国第3騎士団副団長。
若き隻眼の槍使い。曲がった事が大嫌いで正々堂々を信条とし、卑怯な手を使って来る相手には卑怯な手を
使われた途端逆上し、全開モードで何としてでも倒そうとする。
それでも一切卑怯な手は使わないのだが、その真っ直ぐな性格ゆえに卑怯な手で畳み掛けられて負ける事もしばしば。
ファルスのミアフィンとバーレンのファルレナとは顔見知りであり、2人が留学してきた時に仲良くなった。
槍の腕前に関してはこの若さで副騎士団長に抜擢されるだけあり、自他共に認めるかなりの腕前。
左目の傷は野盗との戦闘中に負ったものである。メリラの傲慢さには頭を痛めているらしい。
アーロス・リラレッツ
34歳。シュア王国出身。シュア王国の魔術師部隊隊長。
魔術の腕は若いながら隊長を務めるだけありかなり立つ。その事から少し他を見下す様な言動を取る事も。
彼の魔術が凄い理由はその威力にあり、詠唱のスピードこそ遅めだが、それを補って威力は抜群。その威力の前に涙を飲んだ兵士は数知れないのだとか。
また魔術で剣士に対抗する為に、現在ではファルスの左翼騎士団長リアンと1度手合わせをしてみたいと思っているらしい。
また、バーレンの宰相のロナにその魔術の技術を買われてバーレンにスカウトされた事がある。ちなみに魔術が使えない時の為にナイフを2本持っている。
セフリス・ソディラー
27歳。シュア王国出身。シュア王国の魔術師部隊副隊長。
何かと1人で居る事が多く、余り自分の意見を言う事は無い。魔術はアーロスに比べて威力が余り無いが詠唱のスピードは自他共に速いのが評判で、その詠唱スピードの前には相手の騎士達が向かって来る前に撃退されてしまう事も少なくない。
その事には少し自信があり、ファルスで評判が高いシャラードの槍とバーレンのティレフの槍と対決してみたいとか。
アーロスと同じくナイフを2本所持している。
レフナス・ジェノドール
23歳。シュア王国出身。シュア王国の国王。
父王が15歳の時に病死してしまった為、僅か15歳で王位についた。将来は父を超える位の立派な王になろうと日々努力中。
温厚な性格で滅多に怒る事は無い優しい性格であると同時に冷静沈着。
武器は余り使えないがその代わり魔術を日々習っており、魔術師部隊の隊員達に負けない様に魔術を勉強している。
しかしまだまだ国王としては経験不足である為に、シュアと特に繋がりの深いファルスとバーレンのそれぞれのトップに肩を並べられるのか不安らしい。
アルバス・エルクベルク
35歳。シュア王国出身。シュア王国の宰相。
宰相らしからぬ、明るく元気なムードメーカー的存在。武術の腕も騎士団のものをベースに我流交じりで評価抜群。「何処を如何すればもっと効率良く戦う事が出来るか」と自分で更に考えて武術のスタイルを手に入れた。
まだ若い国王をしっかり支えつつ、国の運営に日々尽力している。
前に見た事があるファルスの右翼騎士団団長のラシェンの剣術、それからバーレンの魔法剣士隊隊長のロオンの剣術を自分の剣術に取り入れたいらしい。
黄色いドラゴン・グラルバルト
異世界ヘルヴァナールの、7色の伝説のドラゴンの1匹。4477歳。
7色の伝説のドラゴンのメンバーの中で最年長。ドラゴン達の中で一番格闘術に優れ、動きには無駄が無い。
人間の姿の時は武術道場を経営しているので戦闘着の事が多く、武器術として短剣の二刀流で戦う事もある。
どんなに優勢な状況になっていても絶対に油断しない上に、相手が強ければ強いほど燃える。
武術道場の経営者故に、人間の姿で各国の闘技場まで遠征する事もある。冷静沈着で性格で常に真剣勝負がモットーなのだが、派手なパフォーマンス系の戦い方も嫌いでは無い。




