第四部メイン登場人物紹介(キャライラストあり。苦手な方は挿絵非表示でどうぞ)
ルザロ・ファラウス
34歳。ファルス帝国出身。帝国両翼騎士団団長でファルス帝国騎士団の将軍。「最強の将軍」の異名を持つ。
12歳の時に鉱山の落盤事故で家族を失い、孤児院で育てられる。性格はクールで冷静沈着。剣の腕に優れ、自分の力だけで一般兵からのし上がって来た叩き上げの人物。シャラードとは将軍同士でコンビを組んでいる。
バーレンとの戦争の時にはその剣の腕をジェクト・ルーデンに評価されている。また、彼も魔法剣士のジェクトには興味があるらしい。
最近はシュアの騎士団の事も気になるらしく、若くして第1騎士団団長を務めるグラカスには驚いているのだとか。
ブラヴァール・ジャンスサート
30歳。エスヴェテレス帝国で活動していた元傭兵であり、現在はエスヴェテレス帝国騎士団員の一人。
屈強な剣士であり、大剣を武器にそのきゃしゃな外見からは想像も出来ない程のパワーと体力を誇る。
その秘密は、何時仕事が入っても良い様に普段から戦闘用の装備で歩き回っている為。礼儀正しい性格の貴族出身者。
ファルレナ・ローセエット
34歳。バーレン皇国出身。バーレン皇国騎士団斧隊副隊長。
斧を振るう女の騎士団員。童顔の為か年下に見られる事が多く、年齢とのギャップが激しいと周りから良く言われる。
腹筋が割れているのが自慢な程に身体を鍛えている為、大きな斧を振るうのも平気らしい。
隊長のシュソンと同じくギャップが激しい為、騎士団の中で斧隊は変わった隊だと見られがち。
弓隊のアイリーナとは正反対にオープンな性格で、誰とでも分け隔て無く接するタイプである。また料理の腕前も抜群で、下手なアイリーナに料理を教えているのだとか。
ファルスのミアフィンとは留学仲間。シュアのロクウィンとは留学先で仲良くなった。
エルガー・ザリスバート
32歳。ヴィルトディン王国王宮騎士団長で将軍。
元々は旅人であり、16歳の時に騎士団に入団。そこから10年で将軍に上りつめた。
剣術には定評があり、相手の隙を突いて反撃する戦法が得意。本人は無口では無いが、クラデルが良く喋るので周りの人間からは相対的に無口に思われがち。
将軍だけあって、戦場では的確に指示を飛ばして戦いを進める。
クラデル・ヴォンクバート
35歳。ヴィルトディン王国近衛騎士団長で将軍。
ヴィルトディン王国のもう1人の将軍。近衛騎士団長という立場では王城警備がメインの仕事だが、エルガーの代わりに前線の指揮を執る事も。
エルガーの最大のライバルだが、戦場では息の合ったコンビネーションを見せる事でも有名。ハルバードを振り回し、パワー全開のバトルをする。
戦い方と同じく性格も豪快で、良く喋る大柄な男。
ロイティン・ユイグレス
31歳。ヴィルトディン王国近衛師団副団長。
両手斧を振り回す豪快な戦い方で武功を収め、クラデルの副官として活動している。
戦い方とは裏腹に本人は無口でクールな性格であるのだが、ジェディスとは妙に気が合う様子。
自己鍛錬が趣味で、休日は特訓を欠かさない様にしている。
リルザ・アイヴィジュ
30歳。ヴィルトディン王国現国王。
穏やかな性格で怒る事も滅多に無いが、切れたら怖いタイプ。隣国エスヴェテレスとの戦争に備え、ほとんど毎日剣や弓等の特訓に将軍2人をつき合わせている。
武器は何でも使えるが最も得意なのはロングソードで、それを2本同時に振り回して双剣士として戦場に出て行く。
ジェリバー・グレデリス
35歳。ヴィルトディン王国の宰相。
国内だけで無く国外との外交にも力を入れているが、隣国であるエスヴェテレスが好戦的な皇帝がトップなだけに、いつか攻め込んで来るのでは無いかと思い戦力の強化をリルザに進言した。
彼自身も魔術の使い手であり、範囲魔術が大得意。武器に手斧も持つ。
ニルス・ベックマン
23歳。傭兵であり裏の世界の支配者。
一見温和そうに見えるが、実際はかなり傲慢で自信家のロングソードとタルワール使い。
噂によればある日突然現われ、このヘルヴァナール世界において色々な活躍をした後、最初は海賊団の頭として君臨した経歴不詳の若者。
ただしその性格に見合うだけの実力を持っており、素早い剣術と体術が武器。
それに加えて自分の部下の下っ端が検挙されても簡単に自分の存在を掴ませない様にする等、策略面でもなかなかの切れ者である。




