第三部メイン登場人物紹介(キャライラストあり。苦手な方は挿絵非表示でどうぞ)
シャラード・クノファン
41歳。ファルス帝国出身。帝国警備隊の総隊長でファルス帝国騎士団のもう1人の将軍。
熱血で直情家ではあるが、警備隊の全てを率いる隊長だけあり戦闘能力はルザロよりも上とも言われる。
ルザロでは無くシャラードこそファルス帝国で最強であると言われているのを、着込んでいる傷だらけの鎧が証明する。剣も使えるが実際は槍の名手。ルザロとは将軍同士でコンビを組んでいる。
バーレンの近衛騎士団長のティレフを高く評価しているが、以前そのティレフに槍使い同士の勝負で勝利した事がある。
また左翼騎士団長のリアンと同じく魔術に関心があるらしく、シュア王国の魔術師セフリスには非常に興味があるらしい。
リアン・カナリス
32歳。ファルス帝国出身。帝国左翼騎士団団長。先祖代々由緒正しい貴族の家に生まれた騎士団員。愛国心が強いが平民を見下す節がある。剣の腕も良いがルザロよりは見劣りする。
しかし見劣りするとは言っても、バーレンの宰相ロナにはそのバスタードソード使いとしての技術に関心を持たれている。
最近は魔術に興味が出て来たらしく、シュアの魔術師部隊のアーロスに興味を持っている。
ラシェンとは騎士団入団時からの腐れ縁。
ラシェン・ルーザス
33歳。ファルス帝国出身。帝国右翼騎士団団長。
かなりの熱血漢で直情家だが、容姿端麗なので女性にはかなりの人気を誇っている。
リアンとは騎士団入団時からの付き合いでコンビを組んでいる。
素早さが売りの二刀流の剣技は、見る者を圧倒させるスピードを持つ。その素早い剣技を武器にバーレンのロオンをバーレンとの戦争の時に打ち破った。
またシュア王国の宰相であるアルバス・エルクベルクの剣術にも興味があるとか。
ロラバート・オスウェイン
29歳。エスヴェテレス帝国で活動していた元傭兵であり、現在はエスヴェテレス帝国騎士団員の一人。
隠密行動専門の暗殺者。手にしたナイフと素早い動きで相手に気付かれない内に切り裂く。
主に密偵として帝国に雇われる事が多く、潜入や調査等の任務を請け負う事が多い寡黙な男。
カリフォン・ヴィディバー
29歳。バーレン皇国出身。バーレン皇国騎士団剣士隊隊長。
熱血で直情的。表情が読み取りやすい。常に「自分が最強」と思っている自信過剰な性格。
「負け知らず」とは彼の為にある様な言葉で、剣の腕も一流。
前にファルス帝国に赴いた時に剣術大会に参加しなかなかの好成績を収めたが、その大会に特別参加して来たファルス帝国宰相のカルソンに敗北した事が未だにに心残り。
またシュア王国の第2騎士団のエリフィルとは、お互いに剣の腕を認め合ったライバル同士なのだとか。
グラルダー・セフバート
41歳。バーレン皇国出身。バーレン皇国騎士団弓隊隊長。
豪快と言う言葉がぴったりな男。細かい事は気にしないタイプ。ただしそれは実生活上での話で、弓の正確さに関してはかなり細かい。
酔うと泣き上戸になり、部下に愚痴をこぼす事が毎回あるらしい。ファルスとシュアの弓使いの事を勝手にライバル視しており、弓の鍛練は欠かさない。
最近は副隊長のアイリーナの事を集中的に鍛えているが、最近彼女に「隊長、身体臭いです」と言われてそのショックをいまだに引きずっているらしい。
アイリーナ・イアディン
(イラスト:うっしー氏)
32歳。バーレン皇国出身。バーレン皇国騎士団弓隊副隊長。
パッツンヘアーが特徴的な女の騎士団員。ただし初対面では眉毛が無い様に見られて引かれる事もしばしば。基本的には口数が少なく、冷静に残酷な事も言う。
弓の技術に関しては本物で、日々隊長のグラルダーから直々に手ほどきを受けている。
一方で料理は壊滅的にヘタクソ。
彼女の料理を食べた人間から「魔物を多分殺せる味」とまでの生々しい評価を受けた事もあり、日夜料理の特訓もしているがそちらは弓とは違い、どうにもこうにも自他共にさっぱり。
ファルスのテトティスとシュアのメリラとは知り合い。
ロオン・クラディス
40歳。バーレン皇国出身。バーレン皇国騎士団魔術剣士隊隊長。
礼儀正しい性格で、側近としてシェリスに剣を教える事も。また、戦争中にロナが忙しい時には代わりに兵士達の指揮を執った事もあったとか。
大きめの剣を使うが、動きは結構速い方。その代わり魔術の詠唱は遅め。その詠唱の弱点を突かれて、ファルス帝国右翼騎士団団長のラシェンに敗北した過去を持つ。
またシュア王国宰相のアルバス・エルクベルクの我流混じりの剣術に興味を持っており、手合わせしてみたいと思っているらしい。
シェリス・ノリフィル
31歳。バーレン皇国出身。バーレン皇国の皇帝。
自由奔放な性格で良く1人で城から抜け出し、ロナやロオンを困らせている。
国を治める立場にある為にファルスとシュアの王には興味がある。
ファルスのセヴィストの、権限を振りかざす様な政務のやり方には良い印象を持っていないが、それでも彼の剣の技術には興味がある。
反対にシュア王国のレフナスには自分が使えない魔術を使いこなすので結構憧れているらしい。
ロオンから直々に剣を習っており、剣筋は荒いが時々光る物を見せる。
ロナ・ディクス
33歳。バーレン皇国出身。バーレン皇国の宰相。
常に魔術の勉強は欠かさない魔術師で、冷静沈着。シュアの魔術師達の事が気になるらしく、バーレンに来たシュアの魔術師アーロスをバーレンにスカウトしようとした事がある。
また戦争の時には軍師としての役割も果たし、ファルスとの間で戦争があった際にギリギリの所でバーレンが持ちこたえられたのは彼のおかげ。
魔術師故に体内の魔力が切れてしまった時は、懐に隠してある短剣を武器として使う。
魔術の勉強の傍らファルスとシュアの動きには気を配っているが、ファルスの中で最近気になっているのが左翼騎士団団長のリアンの事であり、左翼騎士団自体にも彼の大剣を使った剣術にも興味がある。
ジレディル・タルトディス
30歳。盗賊団「血塗れの狂戦士」(バーサークグラップル)のメンバー。
ウィタカーの右腕。熱くなりやすい性格でクールなウィタカーからは良くたしなめられる。
槍と魔術を使って戦う男で右腕を務めるだけの事はあり、その実力は本物。
青いドラゴン・シュヴィリス
異世界ヘルヴァナールの、7色の伝説のドラゴンの1匹。3275歳。165cm、57kg。5月11日生まれ。
人間としての職業は画家。普段は棲み処に引き籠って絵を描いている。画材の買い付けには自信があり、金銭感覚に優れているのが密かな自慢。しかしたまに粗悪品を買わされて悔しがる事もある。
人間として戦う武器は、繋げて1本の長斧にも出来る小振りの片手斧を2本使用。
引き籠もりだが1度暴れだすと止まらない。しかし本人のその性格からか、戦う時も暴れ出すまでは守りに徹する方向にある。
しかもコミュニケーションも苦手なので悪気無く他者をイライラさせる話し方もしてしまい、争いの火種を自分から巻き起こす事もあるタチの悪い性格の持ち主。




