第6話 30人目の能力者
side佐藤和也
「ッ!?」
他人の視覚を共有して街中を監視していた俺は驚くべき物を見た。
「おい、カノン。神格の儀式って神の力を使っちゃいけねーんだよな?」
眠気眼を擦りながらこちらを向くジャージ姿の駄女神がこちらを向きながら答えた。
「そんなの当たり前じゃない」
「じゃあ、これは能力によるものなのか?」
俺はそう言いながら空に浮かぶ4人?を発見した他人の視覚をカノンにも共有させた。
「ん〜?あ〜、これは神格の儀式の発動陣ね…」
「発動陣…?」
「ほら、あんたが巻き込まれたあの魔法よ」
「あ〜、あの元凶か…」
あれさえ無ければ俺は今頃平穏に…。
「どうやらあれは双子の神アルゼとランゼね」
「そういや、あいつら2人同時にやってるのか…?」
やっとジャージから着替えた駄女神が…ってお前いつ着替えた!
「ん?魔法でぱぱぱーとね。もしかして着替えが見たかったの?」
「見たいわけねーだろロリ女神。てか、平然と心を読むなよ…」
非常識の塊の様なこいつにこれからどうなるかと内心不安になりながら深いため息をつく。
「で、どうなんだよ?」
「え〜と?あっ、同時に儀式の話しね。別に不可能じゃ無いわよ、まぁ最も彼女達は2人で1人とか言うわけでもないし」
「ならあいつらが30人目の能力者か…」
高校生?の男女2人…仲が良さそうだな…妬ましい…。
「朝ごはんは〜?」
「テーブルの上に置いてあるよ…」
はぁ…一緒の奴がこんな駄女神なんて…。
知り合いの女子なんて…いないこともないが………それに、俺は学校に存在しない様にしたしな…。
1日に2投稿!でもこんなこと滅多にない…ってかそもそも投稿を全然してないよな…。まぁ、小生の本分は学生でありますしおすし…。