第5話 2つの能力と最後の1人
side神崎冬夜
「え〜と、それで…何で僕の家に…?」
僕は目の前の青い髪の双子に答えを求めた。
「あそこでは他者に聞かれる可能性があるので」
「その点、ここではその可能性は無いので」
そう、今俺は自身の部屋に幼馴染と幼女2人というおかしな状況であった。
「別にいいじゃない、別にあんたの親は海外行ってるんだし」
そう、僕の親は仕事の為、父母ともに海外へ出張しているのだった。
「はぁ、まぁ、いいか…」
すると目の前の幼女が突然話しを切り出してきた
「ところで貴方達の能力が分かりました」
「神崎冬夜さんの能力は…『解放能力』です。」
「『解放能力』…?」
「この能力は相手の束縛から解放され、影響を受けることが無い能力です」
「つまり、能力無効化です」
能力無効化ねぇ…それって強いのかなぁ?
相手の能力次第かも知れないよなぁ。
「じゃあ、私の能力は?」
すると、葵が目を輝かせて双子の幼女に聞いていた。
「遠坂葵さんの能力は…『身体強化』です」
「この能力は自身や味方の身体能力を大幅に向上させる能力です」
「やったー!何か強そう!」
「いや、何か強そうって…」
この先心配だなぁ…。葵は遊び感覚なのかもな。
でも、僕は忘れてない。この儀式は最後の1人になるまで殺し合うという事を…。そう…最後の
『1人』までな…。
まさかの一画面に収まるほどの文の少なさw
毎回なんでこんなに短くなるんだろう?w