第4話 もう一人の主人公
side神崎冬夜
「はぁ、今日も学校かぁ…退屈だなぁ〜」
そう言いながら青年はいつもの通学路を歩いていた。
「なぁに抜かしてんのよ、平和なのが1番いいじゃない」
そう言って僕の横を歩くのは幼馴染の「遠坂葵」
だが、この時の僕達はあんな事に巻き込まれるなんて思いもしていなかった…。
そんなある日の帰り道。
「ねぇ、あその双子?の子って迷子かな?もうこんな時間なのに2人だけで…」
「ん?そうかもな、ちょっと家まで送ってあげようか」
「大丈夫?迷子になっちゃたのかな?」
「もし良かったらお姉さん達が家まで送ってあげようか?」
その双子の少女は10歳位の見た目をして、2人とも青色の綺麗な髪をしていた。
「見つけた!この人達にしましょう」
「そうですね彼らが最もふさわしいでしょう」
「「えっ?」」
「では説明しますから目を閉じて下さい」
「転移しますから3...2...1」
眩い光が僕らを包んで、目を開けるとそこは…
『空の上だった』そう、今まさにこの街の空中で停止していた。
「「えっえっえっ!?」」
そう言葉を出すのが精一杯だった。
迷子の双子を助けようとしたらまさか空を飛んでる?!全くもって意味不明だ!!
「「私達は双子の神」」
「私はアルゼ」
「私はランゼ」
そう言うと双子は揃って自分達のスカートの端を少し上げ綺麗なお辞儀をした。
「神…?」
「えぇ、私達はこの世界を救うために貴方達にお願いしに来たの」
「おね…がい…?」
葵は何とか言葉を絞り出した。
「そうよ、貴方達に『神格の儀式』で勝ってほしいの」
そして、その少女もとい、神達は神格の儀式とそれに勝ち残って世界を救うという意味を教えてくれた。
「な…なるほど…」
僕は少し考え、こう告げた…
「分かりました、僕が世界をすくいます!」
すると葵が、
「えっと、冬夜がやるなら…私もやります!」
「ありがとう2人とも」
「じゃあ、神格の儀式を始めるわ」
こうして僕らの闘いが始まった。
と、いう事で和也編と冬夜編の2人の主人公でこれから始まります。前に投稿ペースは週1〜2と言ってましたが気分とアイデア次第なので完全に不定期です。でも人気が出たらペース上げるかも知れませんが…(でるわけないんだよなぁ…)。
ではまた次回!