第2話 能力と使い道
「で、結局俺の能力は何なんだよ?」
「え〜と、『情報操作』だって。何か戦いの役に立たない弱そうな能力ね!もっと、こう、相手をドーンと倒せる能力とかじゃないの?!」
「何だよドーンって、でもこの能力は確かに俺の性格にピッタリだな…」
「はぁ?!どういう事よ、あんたの能力はせいぜい誤認識させる程度の能力よ」
そう言ってカノンはため息をついた。
「まぁ、使い方を工夫さえすればいくらでも使える能力だ…」
「と言うことだ、俺はもう寝るから帰ってくれ」
「はっ?じゃあ、私何処で寝ればいいのよ?!」
「えっ?神って何かこう天界みたいな所に暮らすんじゃねーのかよ!」
「天界?そんなものある訳無いじゃない、あんなのは所詮人間が考えた幻想よ!」
「てっ事は…(ゴクリ)」
「あんたはリビングのソファーで寝てなさい、私はベットで寝るから。」
「ぎゃくだろうがあああああ!!」
こうして、面倒くさいゲームは始まったのだった。
<朝>
「よし、この能力を使えば…」
「朝っぱらからあんたは何してんのよ」
「んっ?学校に行かないで良いように情報操作してる。」
「はぁ、あんたって本当に変な事思いつくわね…」
それから一週間、彼が自宅から出ることは無かった。
本当に気まぐれな投稿ですません…。
次話も出るかわからないですがお願いします。