第1話 神格の儀式
目の前のこの美少女は俺の名前を聞いてこう言う
「佐藤和也ねぇ…。地味な名前ね」
「うっせぇ、で、俺が何かやってるのを目撃したけど、何で俺が何かしなくちゃいけねぇんだよ」
目の前のこの生物は確かに美少女だ。
髪は金色で目の色が紅色、背は低く150前後位で胸はまだ未発達でそこまで大きくは無いが見た目相応の大きさだろう。この自称女神がいったい何をしたのかは良くわからなかったが何かやったのは確かだ。だがそれだけで俺が世界を救う(笑)をする必要が何処にある、そう考えていると…
「はぁ、そうよねそこから説明しないといけないのね」
そう言うとカノンはゆっくりと俺のベッドに腰掛けた。
「実は今貴方は神格の儀式に巻き込まれているの。」
「何だその神格の儀式って、」
「神格の儀式ってのは名のある30の神達がそれぞれ1人、神格を与えたい人を選んで闘わせる。そして、最後まで生き残った人が神になれるっていう儀式の事なの。」
「人が神に?!」
「えぇ、そう、私もそうだし基本的には全ての神が元人間よ、まぁ元神とかいう例外もあるけど…。」
「でも、何で俺が…」
「それは、これから説明するわ、この儀式はただ力任せに闘うのでは無く、それぞれの人にあった異能力を発現させて闘うの、でも能力を発現させようとした時、貴方が魔法陣の中に入ってきて…私も何故か分からないけど貴方にその魔法が発動してしまったの。」
「俺じゃ無きゃいけない理由は分かったけど、そんな理由で俺にしていいのか?」
「でも、貴方がもし神になっても世界を破壊しようとしたりしないでしょ?」
「当たり前だんな馬鹿な事しねぇーよ」
「それなら良かったわ。でも、他の人は違うでしょうね…」
「なるほど、それが俺に世界を救えと言った理由か。」
「そういう事。で、協力してくれるかしら?」
「はぁ、そういう事なら仕方ないか…。
分かった協力しよう。そのかわり…やり方は俺に従ってもらうぞ!」
「いいわ、さぁ、貴方の力でこの世界に平穏を!」
どうせ、断っても他の神に選ばれた奴に見つかって殺されるだろう…。それならまだこいつと協力した方がマシってことだな。しかし、俺のやり方でやってやる…。
どうも、意外と早く投稿出来ましたが、多分自分は1周間に1~2程度の投稿ペースになると思います。また、失踪の可能性も高いですけど宜しくお願いします!