エピローグ
『oso的 キノコ擬人化図鑑』の二次創作作品/『キノコの娘大賞』応募作品
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周囲に木々が生い茂り、苔で出来た緑のカーペットが地面を覆い隠している様な森の中にとあるキノコが生息していた。そのキノコは普通のキノコではなかった。 何故なら、そのキノコは大地の精霊であるノームが宿っているからである。
精霊とは、自然界に存在する魔素に自我が宿ったものである。自我が宿ると云っても、人間の様に高度なコミュニケーションが取れる訳ではない。勿論、高位の精霊になるにつれて、自我の強く大精霊と呼ばれる存在にもなる。この世界では信仰の対象になる存在までいる。
精霊にはいくつかの種類が存在するのだ。基本元素である火、水、風、土の精霊。そして氷、雷、光、闇と云った合計で八属性である。
精霊にも格がある。下位精霊、中位精霊、上位精霊の3つに分かれている。下位と中位の精霊には特別な呼び名は無いが、上位精霊にだけは存在しているのだ。
例えば、火の精霊を表す時は下位、中位なら火の下位精霊で良いのだが。火の上位精霊の場合は炎の上位精霊と云った具合だ。
この物語は地の上位精霊であるノームが誤ってキノコに宿ってしまったことから始まるドダバタコメディも幕が切って落とされるのである。
次回から物語が進みます。
今回はエピローグの為にかなり短めです。