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安心と不安

作者: 夏ノ花

「「おはようございます」」

朝、校門を通ると風紀委員たちが挨拶をしてくれる

毎朝見る光景

いつもと同じ

これが、安心


「みなさんに報告があります」

担任は教卓からそう言う

「離婚かぁ?」「犯罪かぁ?」

そこら中で野次が飛び交う

「卒業アルバムができました」

みんな喜んでいるようだ

しかし、僕は素直に喜べなかった

僕はもうすぐで卒業する

この場所ともお別れ

喪失感が侵食する

これから先の未来が真っ暗で見えなくなる

これが、不安


みんな寄せ書きを書きあっている

僕はその輪のなかに入れる気がしない

そんな中、一人の男子生徒が言った

「寄せ書きなんて書いてるとさ、もうすぐ卒業なんだなぁって思う。なんか嫌だな」

同感である

そんな中、一人の女子生徒が言った

「なんか嫌だな、だから寄せ書きを書くんじゃない。みんな離ればなれになるのは避けられない未来、だから今までの思い出やその人を何度でも思い返せるように、文字に思いを乗せて残す。

この寄せ書きを見返せばさぁ、自分は一人じゃないんだって思えるじゃん!」

先程とは対立する意見なのに、僕はまたしても同感である

そして、僕はその女子生徒へと寄せ書きを求めた

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