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人生...いや、狼生は楽じゃないね!  作者: ゴンピ~
序章:森での生活
7/124

7話目


ウサギを狩ったところで兄弟達はLv2になった。

そして、満腹になったので眠くなってきた。

兄弟達も眠そうで、巣穴に入り眠ってしまった。


...俺も寝よう...


巣穴に入り、兄弟達と寄り添いながら寝る体勢にはいる。

ふと、外を見ると母親がどこかに歩いて行っている。

また狩りにいくところなのだろう。

...そして、眠りに着いた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


起きて20分くらいだろうか?たったとき、

父親が帰ってきた。

しかし、ちょっと様子がおかしい。

右前足を引きずっているのだ。

怪我をしたのだろう。

引きずっている足の根本付近から血が出ている。

鑑定してみると


。。。。。。。。。。。。。。。

[]

種族:狼

Lv3/5

HP2(8)MP1

。。。。。。。。。。。。。。。


...うわ、半分以上もHPがなくなってる。

よほど強いものと出くわしたのだろう。

父親はくわえていた何かを地面に置き

巣の近くで寝そべり、目を瞑ってしまった。

近づくとざっくりと鋭い刃物で切られたような痕がある。

大分深くまで切っているらしく、

肉は見えてるし、血も止まっていない。

今日の獲物がこの傷を付けたのだろうか。

置かれた獲物を鑑定してみる。


。。。。。。。。。。。。。。。

[]

種族:ドーウィ

Lv3/10

HP1(8)MP0(6)

。。。。。。。。。。。。。。。


...ドーウィ?

なんだこれ生前でも見たことのない生き物だ。

やはりここは、地球ではないんだろうね。

大まかな特徴としては、鳥だ。

全体が青い羽毛で覆われている。

足はがっしりしていて歩くのに向いていそうだ。

翼は退化していて、小さくしかないので

あれでは飛べないだろう。

嘴は太めで頑丈そうだ。

HPが1しかないので、うずくまっているがそれでも大きい。

多分立ち上がると50cmを越えるか越えないかくらいだろう。

兄弟達も怖がって、周りを取り囲んでいるだけだ。


しかし、父親の傷は何でできたのだろうか?

この鳥では、刃物で切られたような痕を付けるのは無理な気がするのだが...


まぁ、それを考えるのは後にして

今はこの鳥をどうにかしなければ!

やはり、ここは首に噛みつくのが良いだろう。

そう決め、ドーウィに向かって走り出す。

ドーウィも向かってくるのが分かったようで

此方を見据え、身構えている。

近づくと、向こうにリーチがあるので

頭を貫かんと嘴をつき出してくる。

それを身を低くしてかわし、がら空きになった喉に思いっきり噛みついた。

噛みついた瞬間、ドーウィはビクッとし

そのまま息絶えた。


『経験値を12得ました』

『知性Lv._により経験値を12得ました』

『子黒狼のレベルが1上がりました』


うわ、めっちゃ経験値貰えた。

なんでだ?

ドーウィ何者?

説明が欲しい...

鑑定で見えないだろうか...


『ドーウィ:鳥型の魔物。

空は飛べないが頑丈な足で駆けることができる。』


...見えた。

いつの間に見えるようになってたんだろ...

それじゃぁ、俺の種族が何で違うか分かるかもしれない。

あとで見てみよう。


魔物っているんだ...

ずっと動物しか見てなかったから

居ないのかと思ってた...

経験値が今までより多いのは魔物だからだろうか?

魔物と聞けば強そうなイメージがある。

この森も絶対安全てわけではないんだな...

俺も捕食の対象になり得るってことだ。

...食べられたくはないな。

そのためには、強くなくてはいけないだろう。

そして、平穏な生活を!


目標はできた。

だがまだ子供なので、今は食べて早く大きくならなくてはいけない。

取り敢えずはドーウィを食べるか。

鳥だからな~

味には期待できそうだ。

そういや生前、心臓とかズリとか美味しかったな。

焼き鳥屋でよく食べたな。

あのコリコリした食感がまた...

...こんなこと考えてたら焼き鳥食べたくなってきた。

けど、火がないんだよなー...

塩コショウもないし...

...はぁ~...


...とにかく食べよう


内蔵食べないようにしてたが、

心臓なら食べても大丈夫だろうか?

...ええい!食べてしまえ!


...モグモグ...モグ..ガリッ!ゴクッ!


うえっ、何か固いものを噛んだ。

それに、驚いて飲み込んでしまった!

大丈夫なのだろうか...

やはり、内臓系は食べない方が良かったか...

だが、もう食べてしまったし、飲み込んだものが何か変なものでありませんように...


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