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人生...いや、狼生は楽じゃないね!  作者: ゴンピ~
第1章:森の異常
44/133

44話目

何気にブックマークが増えるのを見ると嬉しいですね。

これからも頑張っていこうと思います。


.........が、ストックが切れた!




さて、敵が来ている方に向き直り警戒していると、その茂みからウサギが2羽、コウモリ1匹が飛び出してきた。

すかさず鑑定。


。。。。。。。。。。。。。。。

[]

種族:ルレット

Lv2/8 状態:寄生

HP 10 MP 1

力1

防御1

魔力1

俊敏5

ランク-


。。。。。。。。。。。。。。。


。。。。。。。。。。。。。。。

[]

種族:ルレット

Lv2/8 状態:寄生

HP 5 MP1

力1

防御1

魔力1

俊敏10

ランク-


。。。。。。。。。。。。。。。


上がウサギで下がコウモリだ。

両方とも通常スキルや特殊スキルには何も無かった。

違うところと言えばHPと俊敏くらいか?


「僕がウサギ2羽に攻撃を与えるよ。

そしたらもう魔法は使えないけど大ダメージは与えられると思うから。

削りきれなかったらごめんだけどフォローお願いね。」


俺達が頷いたのを確認すると


「火よ!我が眼前に迫る敵を焼け。ファイアーボール」


そう言うと同時にサッカーボールほどの火の玉が飛びウサギ1羽に直撃。

その隣にいたウサギにも余波で火が付き、ダメージを与えている。

そのウサギ達の足元から茨が生え、拘束する。

クプレが何かしたのだろう。

これで暫くは、ウサギは考えなくていい。

サファイアもその間、コウモリに向かってテニスボールくらいの火の玉を放ってはいるが、遠いのと的が小さいのとで直撃はせず、かする程度だ。

かすっている程度ではHPは減らず、悶着状態のようだ。


『コウモリを捕まえてやるから、振り落とされるなよ。』


そう言って、コウモリに向けて走り出す。

走りながら重圧を使い、コウモリの高さを低く、動きを制限する。

そうして、助走の勢いそのまま飛び掛かり、コウモリを下に叩き落とす。

コウモリがべちゃっと潰れるが、元に戻って行っているようだ。

急いでその場に行き、拘束しようとするとまた茨が生え、コウモリを拘束した。

そして、そこにサファイアが火の玉で攻撃し、コウモリを燃やし尽くした。

ウサギもその後同様になった。


『経験値を3得ました』

『知性Lv_により経験値を3得ました』


ふむ、無事に倒しきれたようだ。

クラウドが何か拾っている。

何を拾ってるのだろう?


『クラウド、何を拾ってるんだ?』


するとクラウドが此方に振り向き、手の中のものを見せてくれた。

手の中には魔石とよく似たようなものの欠片が3つある。

これはさっきの奴らの体内に有ったものなのか?


「魔石の欠片だよ。

どうやらこれでさっきの魔物たちは動いているようだね。

これは余り使い道がないだろうけど、今回の討伐の証拠としてギルドで買い取ってくれるんだって。

何も残さず焼かないといけないから、何びき倒したか分からないものね。」


ふむ、なるほど。

これが討伐証明部位となるわけか。


『そうだ、クプレ。

さっきはありがとうな。』


そうクプレに向けて言うと、クプレはビクッと跳ね、近場の木に隠れてしまった。

あっ、うん.........

そういや怖がられてるんだった。

分かってはいるんだが、ちょっと悲しいな......

落ち込んでいるのが分かったのか、クラウドが


「まぁ、そのうちクプレもブランは優しい狼だって分かってくれるよ」


と慰めてくれた。



『なぁ、悪いんだが、クプレまで出てくると念話繋ぐ時間が限られてくるんだが......』


そう、サファイアが唐突に言う。

ん?時間が限られる?

どう言うことだ?


「そうなの?念話はMPを使うのかな?」


『MPと言うのがよく分からないが、技を使うときに使うエネルギーのことか?

それならそれで合っている。

念話も技であるから、そのMPとやらを使う。

するとだな、細かいところは分からんが繋ぐ人数が増えるとそれだけ負担になる。

するとそのMPとやらがすぐに尽きるということだ。

今までは俺と主人、ブランだけだった。

それに話すときはブランが背中を揺すって合図をくれるため、必要のないときは切ることだって出来る。』


そうそう、いつ念話が必要かサファイアは分からないからな。

背中を揺することで繋いでもらうようにしている。

何時もサファイアが俺の背中に乗っているからこそ出来ることだ。

それと、サファイアがクラウドのことを初めて主人と呼んだからか、クラウドが少し感動している。

何気に俺も名前呼ばれたの初めてかもしれん。


『だが、クプレが伝えたい事が有っても、切っている可能性もあるため伝えられないと言うこともある。

また、それを解消するためにずっと繋げているとMPがすぐに枯渇する。

それに話す時間も人数が増えたことにより、余り長くは話せなくなるだろう。』


『うーん、それは困ったね。どうしよっか。』


『ついでに言うと、今も何時切れてもおかしくない状態だったりするんだが...』


「取り合えず今は切っといて、いい方法を考えるよ」


ふむ、念話はMPを使うのか。

鑑定で調べてみるか。

鑑定のレベルが上がってるから、念話が書いてあるところも見えるはずだしな。


。。。。。。。。。。。。。。。

サファイア

種族:ファイアーバード

Lv6/8 状態:健康

HP13 MP2(25)

力4

防御2

魔力14

俊敏7

ランクF+


[通常スキル]

つつくLv2 火の玉Lv2

火衣Lv1 飛翔Lv1


[特殊スキル]

念話Lv2 落下耐性Lv3

飢餓耐性Lv3


。。。。。。。。。。。。。。。


『念話Lv2:相手と考えを伝え合う事の出来るスキル。

このスキルは言語が通じなくても、相手には相手の分かる言語に変換して伝わるため、理解し合うことが出来る。

消費MPは

自分を抜いた接続人数×自分と一番離れている接続者(m)×時間(秒)÷(6秒×Lv)』


......うーん、計算が少し複雑だな。

それと、念話は凄いな。

言語が違っても自分の分かるように変換してくれるなんて......

だがこれ、魔物が持つにはちょっといらないような......

魔物なんて大抵会ったら即戦闘みたいな感じがある。

会話なんて成立しないだろう。

それに、念話を持っていても使わない気もするな。

MPを使うってことは、会話が決裂した後MPが少なくて負ける可能性が高くなる。

早い段階で召喚獣になれて良かったな。

飢餓耐性とか落下耐性とか付いてるけどな!

もうすでに危なかったのだろう。


「うーん、一番いいのはサファイアにMPの総量を上げてもらう事だけど、そんな無理をしても上げられるものでもないし、上げられてもそんな無理して欲しくないし......

やっぱり現状は必要なときだけ使うって感じかなー

クプレも話すときと終わりとを合図で知らせてね」


クプレが頷いている。

理解したのだろう。

.........あれ、そう言えば俺にはウィンダー言語があるから言葉が分かっているが、クプレとサファイアにはない。

それで何で分かるんだ?

魔物と人の言語は共通なのか?

そう言えば、クラウドにもない。

何でだ?



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