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人生...いや、狼生は楽じゃないね!  作者: ゴンピ~
序章:森での生活
4/124

4話目

意外と読んでくれてる人がいて驚きです!



それから更に数日が経った。

それまでは、乳を飲み、じゃれ、寝るしかしていない。

特に、危険を感じることもなく、ただただのんびりと生活をしていた。

まぁ、日が経つにつれ、乳を飲むにも

一苦労しなくてはいけなくなったが...

なぜなら、乳を飲もうとすると母親が逃げるのだ!


育児放棄ですか!


と思ったのだが、どうやら違うらしい。

最初は短い時間逃げた後、ちゃんと飲ませてくれた。

その次の日は、もう少し長め

更に次の日は、少し長め

という風に日に日に伸ばしていくのだ。

これが多分狼の教育なのだろう。


そして、今日は更にステップアップするようだ。


そろそろお腹が空いてきたなと思ったとき、

父親がなにかをくわえたまま帰ってきた。

そして、俺たちの前にそれを置き、

少し離れた所で此方を見ている。

母親はどこかに出掛けていった。


そこまで見て、前に置かれたものを見てみた。

目は小さく、鼻先は丸めで、耳も小さい。

体長は約25㎝くらいだろうか...

尻尾は体長より少し短めだ。

これは多分、ドブネズミだろう。

かなり弱っているようだが、俺達と大きさがあまり変わらない...


正直、自分と同じくらいのネズミというのは

恐いものがある。

兄弟達も距離を置き、様子を見ている。


両者睨み合っていると、兄弟の中でも我慢の出来ないやつがとびかかった!

それを合図に次々と兄弟達がとびかかっていく。

俺も遅れてはならないと、とびかかった!

ドブネズミは弱っていたのと、多勢に無勢で徐々に動かなくなっていった。


『経験値を1得ました』

『知性Lv._により経験値を1得ました』


んんっ?

経験値?

知性Lv._?

なんだこれは?

兄弟達は何も聞こえていないのか、ドブネズミにかぶり付いている。

この声は自分だけに聞こえたようだ。

頭の中に直接響いてくるような声だった。

だからだろうか...?

...経験値ってゲームみたいだな...

それに知性って...経験値が倍になるのか?

それって大分チートじゃないのか?

何でこんなことになってるんだ?

ここは地球じゃないのか?

動物が結構見たことのあるものだったから、

地球のどこかに転生したものだと思ってたのだが...

...うーん、考えてもわからん!

とりあえず置いておこう。


...まてよ。

ゲームっぽいのなら、ステータスとか見れるのでは?

自分の足を見ながらステータスを思い浮かべてみる

...が、何も分からない。

見られないのだろうか...

いや、そんなことはないと思う。

なにかが違う気がするのだ。

...ゲームでは、物を調べるとき鑑定を使っていた気がする。

今度は、鑑定を思い浮かべながら自分の足を見る。

すると、


。。。。。。。。。。。。。。。

[]

種族:狼

。。。。。。。。。。。。。。。


...と、出てきた。


「きゃうううっ!?」(それだけかよっ!?)


...思わずまた叫んでしまい

兄弟達と両親が揃って振り向き、大丈夫かこいつ?

みたいな顔をしていた。




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