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人生...いや、狼生は楽じゃないね!  作者: ゴンピ~
序章:森での生活
3/132

3話目

書き方が少しフラフラしますが、迷走中なので御容赦ください。


ここ数日考えた結果。

俺はどうも事故に会ったとき死んでしまったようだ。

そして、記憶を持ったまま狼として転生してしまったようだ。

それならば、いっそのこと今の人生...いや、狼生を大事に

平穏に生きていこう。


転生したぜ、ひゃっはー!

これからはガンガンいこう!


みたいなことは、全く考えていない。

俺は平穏な生活が出来るならそれでいいのだ。

狼は食物連鎖では上位に位置しているし、

このままのんびり生活するのも悪くない。

そう考え、とりあえず俺の家族?を観察してみた。


兄弟は俺を含めて6匹のようだ。

大きさは、大小あるが僅かな差なのであまり変わりない。

しかし、しかしだ!

何故か毛色が俺だけ違う。

兄弟達や父親母親は茶色や焦げ茶色なのに

俺だけ真っ黒だ。

それはもう、完膚なきまでに真っ黒なのだ!

他は何も変わらないし、

親はそんなことは関係なく愛情を注いでくれる。

兄弟達もそんなことは気にせずじゃれてくれる。


それならば、あまり毛色のことは

気にしなくてもいいのかも...


そう思ってました。

だが、二日ほど前。

兄弟達がじゃれ合っているとき

暇なので、少し離れた所を散策した。

すると、日本では見たことのない

綺麗な蝶が飛んでいた。

羽ばたく度に色を変え虹色に輝く。

その色に魅せられ、暫くボーッと見ていた。

すると、


「ガゥッ‼」


母親が危険を知らせる声を出した。

そういう場合は、とりあえず動きを止め

地面に突っ伏し親の許可が出るまで動かない。

という風になっている。


だから、兄弟達はすぐにそれを実行した。

いつもなら、それで敵の目を欺く事ができる。

しかし、今日は蝶に魅せられており、

俺は反応が少し遅れた。

兄弟達の場合少し遅れたとしても、

土の色と同化し、それで欺けていたが

俺は真っ黒である。

その少しの反応の差が命取りになる。

しかも、今は親から離れてしまっているので

敵からすればとても狙いやすい獲物だということになる。


敵は一直線に俺の方に来た。

多分普通の鷲なのだろうが

俺自身が人間だったときより縮んでしまっているため、

大きな猛禽類に見える。


そして、俺のことを獲物としてしか見ていない目を見、

俺は、恐怖に陥り全く動けなくなってしまった。

鷲の鋭い爪が俺の体に突き刺さる寸前で

母親が間に合い、その鷲に体当たりをし、

何とか突き刺されずにすんだ。


その後は、鷲は逃げていき、俺はまだ恐怖で動けなかったので母親が首もとをくわえ、安全な巣まで運んでもらった。


俺は兄弟達とは違うから、より慎重にいこう

とこの日決心したのだった。

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