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人生...いや、狼生は楽じゃないね!  作者: ゴンピ~
序章:森での生活
2/123

2話目

なかなか頻繁にかけないので、土曜日に投稿出来るよう頑張ります。


あれから何日たったのだろうか...

空腹で目が覚め、

甘い匂いのするものを飲み

睡魔が訪れ、眠るをくりかえした。

そのため、あれから何日たったのか分からない。


しかし、今日はいつもとは違う。

なぜなら、目を開けることができたのだ!


目を開け見ると、目に入ってきたのは

病院の壁や天井ではなく、


...緑豊かな森だった...


...うん、これは、夢だ。

目が見えるようになりたいという

願望が強くて、夢で見てしまっているだけだ。

もう一度寝て、目を覚ませば

今度は本当に見えるように

なっているのかもしれない...


そう思い、もう一度目を瞑り眠る。

ものの数分で目が覚め、

辺りを見ると、森だった。


「きゅぅぅううぅーー‼」(何でだーー‼)


思わず叫んでしまったが、声がでない。

いや、声は出てるが日本語が話せていない。

なぜ!?


よく、自分の体を見てみると

黒い毛に覆われている。

手足も黒い毛に覆われ、

まだ弱そうだが尖った爪もついている。

口は犬のように尖っている。

こちらにも、まだ弱そうだが

牙が小さくいくつか生えている。

今気づいたが、人間だった頃より

聴覚も嗅覚も優れているようだ。


よーく自分を観察した結果、

どうやら俺は狼になっているらしい...

...狼かー...そうかそうか狼ねー...


「きゃぅぅあぁぁうぅぁぁー!!!」

(何じゃそりゃぁぁー!!!)


本日二度目の叫びである。


叫んでいると何かが近づいて来る音がする。

ふと思い出せば、ここは森だった。

こんな弱そうな狼の子なんか、

すぐに食べられてしまう。

うかつに叫ぶべきではなかったと

いまさらながら後悔した。


とりあえず、何が近づいてきているのか

顔を向けて見てみると

すぐそこに自分より大きな茶色の狼がいた。

俺なんかより、爪も牙も鋭く

足もがっしりしている。

一撃でもくらうと即死亡しそうだ。


あぁ、今何が自分自身に起きているのか

分からないまま食われてしまうのか。

どうか、出来るだけ痛くしないでください。

それか、夢であってください。

そう思い、目を閉じた。


...少したっても、何も衝撃が来ない...

まさか、本当に夢だったのか?

俺は狼になんかなってないのか?

恐る恐る目を開けてみた。

すると、先程の狼がこちらを見ている。

なぜか、困惑?のような顔をしている。


とりあえず、夢ではなかったらしい...はぁ...


安心したのも束の間、

大きな狼がゆっくりこちらに近づいて来る。

そして、顔を近づけ...

俺の体を舐めた。

体の至るところを舐め綺麗にしていく。

そして、満足したのかどこかに歩いていく。

目で追うと、すぐ近くに茶色の

俺と同じくらいの狼がいた。

そして、そいつも舐め、また違う子を舐め

綺麗にしていく。


...まさかのお母さんだったようです。


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