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人生...いや、狼生は楽じゃないね!  作者: ゴンピ~
序章:森での生活
11/132

11話目


.........はぁはぁ...

...つっ疲れた!

だが、やり遂げたぞ‼

ただ広く掘っただけだが調整などは明日にして

今日はもう終わりにしよう。


広さとして高さは2mぐらいで

面積は畳、3畳分ぐらいだ。

人だったときだと狭いと感じるかもしれないが

今は狼だから広く感じる。

それに、まだ子供だしね!

出口は大人の狼1匹通れるくらいの

大きさにしかしていない。

逃げ道を確保するため出口は2つ作ってある。

片方塞がれたり、俺より強いものが入ってくるのが分かったらすぐに逃げられるようにした。

後は出口を隠すだけだ。


...あー、誰かが入ってくるのが分かるように

何か音が出るものでもあればいいな。

草や、枯れ枝を探すときに一緒に探してみるか。

ないだろうけど...まぁ一様ね...

もしかしたらあるかもしれないし。

少し休んだら探しに行こう。

そう思い、新しく作った巣の中で丸まり

少しの間寝ることにした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


...起きると辺りは真っ暗だった。


寝過ぎた!!


と思ったが、穴を掘り終えたとき

日がもう陰っていたのを思い出した。

だが、果たして今は何時なのだろうか...

真夜中なのかもしれないし、暗くなってすぐなのかもしれない。

それによって寝過ぎたかどうかは変わってくるが...


まぁ、そんなことはいいか。

どうせ自由な時間はたっぷりとある。

特に急いでしなければいけない

というものでもない。


ということで、せっかく起きたので

出入口を隠すものを探しに行くとする。


巣から出ると真っ暗だが特に視界に不備はなかった。

意外と夜目がきくようだ。

なので、普通に昼歩いていたのと同じように

使えるものがないか辺りをキョロキョロしながら

森の中をゆっくりと散策した。

視界に入るものを次々と鑑定していく。


...ふと視界の隅に光るものが見えた。

なんだろうと思い、ぼんやりと淡く光る

その場所に近づいていく。

近づいていく毎に視界がどんどん明るくなる。

光っている所の中心部分を見ると

キノコのようなものがある。

そのキノコが光を発しているようだ。

さっそく鑑定をする。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ホティノス

夜ある特定の場合ぼんやりと光るキノコ。

胞子も光る機能があり

胞子を放出したときは辺り一面が

幻想的な光景となり、様々なものが集まる。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


ほー、幻想的な光景見てみたいな~

それに、鑑定のレベルが足りないからか

ある特定のとか様々なとか表記が大雑把だ。

どれくらい上げれば分かるようになるのだろうか。


まぁ、とりあえずは鑑定をどんどん使いながら

当初の目的に戻るとしますか。

それからはただひたすら枯れ枝や雑草などを

穴の周りに持っていき

穴が見つからないように配置していった。


あらかた見えなくなったので終了した。

いや、あらかたではない。

完全にみえなくなった。

色々な植物を植えたせいだな...

途中から面白くなってきて

害のある植物以外は

持ってこれるものは持ってきて植えた。

そのせいで穴の周りは緑で生い茂っている。


...


...まぁ、よしとしよう!

これで穴の中は安全だ。

入ってくるのが分かるように

音が出るものも探してたが、それは見つからなかった。

だが、これだけ生い茂っていれば

植物同士が擦れ会う音で分かるだろう。

これからは安心して寝られる。

...ついさっき、そんなことしなくても普通に寝ていたって?

いやいや、そんなことはない。

あれでも神経を使っていたのだ。

犬系は寝ていても耳だけは起きている。

そこに余計に注意を払いつつ寝ていたのだ。

だから文字通り神経を使っていたのだ!

なので、今さっきの行動は無駄なのでは?

ということはない。

...うん。

気分的にも安心することができるし...


...


...取り合えず寝ることにしよう...

そして、とぼとぼ穴の中に入り

また丸まって眠りについた。


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