1話目
初めて書くのであたたかい目で見てくれると幸いです。
俺、狼煙 祐也はごくごく普通の大学生だ。
運動音痴というわけでもないし、
頭もそんなに悪くないと思う...多分。
身長は、180㎝と少し高めだが
身長の高いやつは他にもたくさんいたので
これといったものではない。
高3の時、ゲームやらマンガなどを禁止し
無事に自分の行きたかった大学に受かった。
そして、はや1年。
同じ学部に趣味の合う友達もできた。
そして、この1年は少し遊びすぎ
単位が危うく取れなくなりそうだったが
何とか危機を回避することもできた。
これは、少し真面目に勉強しないとなと思ったが、
今日は、はまっているマンガの発売日である。
早く買いに行かなくてわ!
と思い自転車に乗り一番近くの本屋に行った。
目的のマンガを買い、続きはどうなっているのかと、
わくわくしながら帰っていると
「危ない‼」
と声が聞こえたとたん自分の回りに影ができた。
上を見上げると自分の真上に鉄骨が迫っているところで、
その直後視界は真っ暗になった。
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体がだるい...
自分はいったいどこにいるのかと
目を開けようとしたが、
目が開かない...
記憶がおぼろげだが徐々に
自分が事故にあったことを思い出した。
ということは、俺は、今病院にいるのだろうか...
そう思ったとたん暖かいものが体を拭いだした。
あー、これは、たぶん病院にいるな。
事故にあって動けないから
体を拭いてくれているのだろう。
安心したらお腹が減ってきた...
何か食べたい...
だが、体はあまり動かないし、目も見えない。
これだけ重症なら点滴な気がする...
前に中学の友達が入院したとき、
点滴で栄養補給していても
お腹が減って辛いと言ってた気がする...
自分もそうなのだろうか...
そんなことを思っていたら、体を拭き終わったようだ。
そして、口の近くに甘い匂いのするものが持ってこられた。
その匂いはとても食欲を掻き立てる匂いで必死に這いずり、
満足するまで飲んだ。
そして、お腹が膨れると急に睡魔が襲ってきた。
そのまま抵抗することもできずに眠ってしまった。