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神とご対面

俺、柳沢拓斗は、人と戯れることが大の苦手である。

それに、自分で言うのもなんだが、俺はかっこいい。しかも、成績優秀、運動神経抜群、さらに、金持ちの息子である。

まあ所謂、才色兼備で、文武両道ということである。

もちろん男子に恨まれることは多々。そのたびに返り討ちにしている。

返り討ちはどうやるかというと、物心ついた頃からしていた剣道、柔道、弓道、武術などでやっている。

俺は好きな子一筋と決めているので、好きな子ができるまで付き合わないつもりだ。なので今のところ、付き合ったことがある歴は0である。

そんなある日俺は誰かに呼び出され、学校の裏庭で待っていた。

その時、嫌の予感がし、後ろを振り返った。

俺が振り返ると同時に腹部に“何か”が突き刺さり、激痛が走る。

前を見ると怒り狂った表情で、瞳には憎悪を溢れさせた男がいた。確かこいつは、柔道部の部長だったか・・・

俺は今だ激痛の走っている腹部を見る。鋭利なナイフが深々と突き刺さり、俺の白シャツを真っ赤に染め上げていた。


ゴフッ


痛ってえなぁ・・・

俺が意識を朦朧とさせていると、俺の後ろから


キャアアアアアッ!!!


と誰かが叫ぶ声が聞こえた

あ、ダメだこれ

俺、死ぬなぁ

最後くらいいい死に方が良かったよ

畜生だな


「お・・俺は悪くない・・・俺の彼女を奪ったてめえが悪いんだ・・・そうだ・・・俺は悪くねえ・・・」


そう呟く部長の声を最後に

俺の意識は、闇へと沈んだ・・・




【真っ白な空間】


「うぅうん・・・・・・ん?ここは・・・どこだ?」


確か俺は刺されて・・・それで死んだはずじゃ・・・


「おい」


天国か?いやでも、こんな真っ白な空間なのか?

でもなぜか、上下左右がわかるなぁ

普通分からないものだと思うのだが


「おい。お主」


しかし、なんでこんな場所に・・・


「おい。聞いておるのか?」


うーん。ちょっと周りを見て回るか?


「お主!おいと言うておるじゃろうが!!」


「あっはい。すいません。気づきませんでした」


おっと時間切れのようだ

せっかく現実逃避をしていたのになぁ


「はぁ・・・なぜ現実逃避などするのじゃ・・・・」


呆れた顔でその人は言う。

いや、あんたの姿を見たら誰でも現実逃避しそうだぞ?マジで

目の前の人の姿は、歴戦の戦士のような顔つきと体つき、ぼうぼうと生えた立派なヒゲ、そんな姿の人の背中にさ・・・

羽(翼?)があるんだぞ?

すごいアンバランスというか・・・違和感ありまくりというか・・・・

ん?ていうか、なんで考えてることがわかるんだ?

声に出して言ってないはずなのに・・・


「はぁ・・・思考が読まれていることより、羽の方が気になるのか・・・」


「いや大事だろ。普通、人に羽なんて生えてないし」


「理由は簡単じゃ。わしはヒトではない。神なのじゃよ」


・・・まぁ、自称神かなんだか知らないが、とりあえずここはどこか聞いてみるか・・・


「自称じゃない・・・はぁ・・・ここは冥界と下界の狭間にある空間じゃ」


冥界と下界の狭間???


「冥界ってあれだろ。死んだ奴を天国か地獄か決めるとこだろ?」


「うむ。その通りじゃ。なぜお主がここにいるかはの・・・実はお主は100歳まで生きられるはずだったんじゃ・・・」


へえ・・・100歳まで・・・あれ?でも俺死んだけど・・・


「今説明するぞ。・・・お主の運命がどこかでズレ、お主はあの男に殺されてしまった・・・・本当はわしの部下がどうにかするんじゃが、そいつは怠け者での、対応が遅れてお主が死んでしまったんじゃ・・・・」


そいつちゃんと仕事やれよ・・・


「全くそのとおりじゃの。・・・それで、お主にお詫びと謝罪をするためによんだんじゃ・・・本当にすまなかったの・・・」


「別にあんたにやられても・・・悪いのはあんたの部下だろう」


「いや、部下の不始末を片付けるのもわしの勤めじゃ。それでの、お詫びのことなんじゃが、お主には2つの選択肢がある」


?なんだ???


「一つ目は、このまま展開に行き最上級のもてなしを受けるか。二つ目は・・・転生するか・・・じゃの」


「!?転生できるのか!!?」


「ああ・・・正しくは転移、というべきか」


?どういうことだ???


「問題があるんじゃ。お主の運命がずれたとき、お主の魂に乱れが生じての。転生させることができなくなったんじゃ。そのまま送ってしまえば、傷ついた体の中に戻ることになり、すぐに息絶える。だから無理なのじゃ。」


そうか・・・ん?待てよ?元の世界が無理ってことは別の世界に転移するのか?


「物わかりが良くて助かるのう。お主を送る世界じゃが魔法や魔物がおり、科学があまり発達していない、いわばお主の世界で言うファンタジーな世界じゃ」


ええっ!!マジで!!?


「うむ。マジじゃ。その世界に行くならこれを設定してもらう。ちなみにお主へのお詫びとしてポイントは無限じゃ」


ん?これってもしかして・・・・


「これはのう。お主の《ステータス》じゃ・・・それでお主はどうする?」


「・・・異世界に行くよ。そっちの方が楽しそうだし・・・」


「なら、これを決めるのじゃ」


よしっ!んじゃ早速・・・


《ステータス》

名前:

種族:ヒューマン・エルフ・ダークエルフ・ハイエルフ・獣人族(犬)・獣人族(兎)・獣人族(猫)・獣人族(他)・竜人族・人狼・魔族・魔物

性別:男・女

職業:自由民


HP:1000

MP:1500

攻撃:700

防御:850

素早さ:900

知能:980

精神:999

幸運:1200


魔法

火属性魔法・水属性魔法・風属性魔法・土属性魔法・雷属性魔法・光属性魔法・闇属性魔法・時空間魔法・創造魔法・幻影魔法・精霊魔法・気配遮断魔法・魔力操作・生活魔法


スキル

大剣スキル・長剣スキル・片手剣スキル・双剣スキル・弓スキル・斧スキル・ハンマースキル・格闘スキル・槍スキル・投摘スキル・採取スキル・解体スキル・索敵スキル・鑑定スキル・暗視スキル・鍛冶スキル


LV設定

LV1:下級(下)・LV2:下級(上)・LV3:中級(下)・LV4:中級(上)・LV5:上級(下)・LV6:上級(上)・LV7:勇者・LV8:魔王・LV9:厄災・LV10:神


加護:世界神の加護


称号:異世界転移者・世界神の慈悲を受けし者・多才保持者


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