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呪いの剣を持つ子どもと旅をした僕の話ーーファリン救記ーー  作者: シキ


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監察官

 現れたのは、目を引く二人組だった。

 背の高い金髪の青年と、黒いマントのフードを目深に被って、大きな荷物を肩に提げた子ども。黒いフードの隙間から長い黒髪がこぼれ落ちている。

 忌色。青年の髪を見て、そんな言葉を思い出す。その色を持って産まれた人の末路と共に。


「監察官様」


 マーサが目配せしながらサーディの肩を一度強く押して、青年に向き直る。立ち去るようにという無言の圧を感じて、サーディは今度こそ踵を返した。


「あの、儀式は……」

「滞りなく」


 マーサの不安げな問いに応える声が耳に届く。

 一瞬、視線を感じたような気がしてサーディは振り返った。

 けれどそこには閉じられた教会の扉があるだけだった。

 微かに吹く風が木々の葉を擦らせて、さわさわと音をたてていた。

 サーディは立ちつくしたまま、しばらくその音を聞いていた。

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